2005 Fiscal Year Annual Research Report
Flashコンテンツを用いた現代生命科学教育用システムの開発と実用
Project/Area Number |
17011044
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
吉村 成弘 京都大学, 生命科学研究科, 助教授 (90346106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日詰 光治 京都大学, 生命科学研究科, 教務職員 (10378846)
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Keywords | e-learning / Webコンテンツ / 理科系教育 / スーパーサイエンスハ |
Research Abstract |
将来のライフサイエンスを支える人材には、(i)あらゆる技術を駆使して膨大な情報・知識を収集・処理・理解する能力、(ii)自分の意見を持ち、他人との議論を通してその意見を磨く能力、(iii)国際舞台でのコミュニケーション能力、の3つが必要である。以上の考えに基づき、本研究では、高校生や大学教養課程の学生を対象とした新しい教育システム(特に生命科学分野)の構築に取り組む。これまでに、以下の成果が得られている。 ・生命科学教育用Flashコンテンツの作成とサーバの立ち上げ めざましい発展を遂げている生命科学に関する最新の知識を効率的に学生に与えることを目的に、Macromedia Flashを用いたインタラクティブ性の高いコンテンツを作成し、これらを管理するためのプラットフォームを立ち上げた。 ・SSH校(西大和学園)向け現代生命科学特別コースの提供 「サイエンスのおもしろさを伝えるには、高校の授業で与えられる知識だけではなく、大学での"リアルサイエンス"を体験することが必要である」という考えに基づき、スーパーサイエンスハイスクール指定校(西大和学園)の高校生(7人)を2週間にわたって研究室に受け入れ、講義、論文購読、実験などを含む特別コースを提供した。 ・国立台湾大学との遠隔連携講義 京都大学学術情報メディアセンターの遠隔講義システムを使用し、国立台湾大学との連携講義「Cell and Molecular Biology 500」を毎週行った。WEBベースの講義コンテンツを作成し、講義で使用した。この講義は、SSHの高校生、大学生(京都大学、台湾大学)、および大学院生(京都大学、台湾大学)すべてが一同に介して、講義、ディスカッション、プレゼンテーションを行うという新しい試みであり、若い学生に大きな刺激を与えることを目的としている。
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