2006 Fiscal Year Annual Research Report
Flashコンテンツを用いた現代生命科学教育用システムの開発と実用
Project/Area Number |
17011044
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
吉村 成弘 京都大学, 生命科学研究科, 助教授 (90346106)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日詰 光治 京都大学, 生命科学研究科, 教務職員 (10378846)
|
Keywords | ITコンテンツ / Flash / スーパーサイエンスハイスクール / 高大連携 / 現代生命科学 |
Research Abstract |
本研究は,将来の有能な生命科学者を育てるために,現代生命科学教育用ITコンテンツを開発し,スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校との高大連携特別カリキュラムにおいて実用することを目的とする。単なる"理科好き"ではなく,真の科学者を育てるためには,「LEARNING Science」とともに,「DOING Science」の能力養成が重要であるというスタンスで、SSH指定校の学生(希望者)を対象に,講義,実験,大学教養講義への参加,などを含む現代生命科学特別カリキュラムを実施し,Flashのインタラクティブコンテンツを用いた知識の効率学習(LEARNING Science)と,演習や実験を通した科学的方法論や論理性(DOING Science)の養成を試みた。ここで得られた成果は次の通りである。 ・Flashコンテンツ用のサーバを立ち上げ、作製したコンテンツを閲覧するためのシステムを構築した。このコンテンツは大学の全学共通科目の中でも使用した。 ・17年度に引き続き、SSH指定校である西大和学園の学生8名(希望者の中から選抜)を対象に2週間にわたり、現代生命科学特別コースを提供した。 ・コースでは、未知の遺伝子を与え、その遺伝子が何であるかを多面的に解析してゆく課題を与えた。 ・SSHの学生を、台湾大学との遠隔連携英語講義をはじめとして、大学の教養講義に参加させ、大学教育を積極的に体験させた。終了後のアンケートから、この講義に最も刺激を受けたと回答した学生が多かった。 ・コース終了後の全体のアンケートから、生命科学の分野での長期的かつ組織的な高大連携カリキュラムの必要性が明らかになった。
|
Research Products
(8 results)