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2005 Fiscal Year Annual Research Report

アクセスグリッド環境におけるビデオ教材学習支援システムの研究

Research Project

Project/Area Number 17011046
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

萩原 兼一  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (00133140)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 倉本 到  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助手 (20333502)
Keywords協調学習 / 学習支援システム / 電子ノート / ビデオ学習 / 変更通知 / 相互参照
Research Abstract

科学を題材にしたテレビ番組を,生きた教科書(ビデオ教材)として扱い,身近なノートのような備忘録を,ビデオ教材に付随させて電子的に残し(電子ノート),これらを用いた独習を支援するシステムとしてViNoSyLを開発している.現実の学校のような環境では,生徒が友人や先輩からさまざまな刺激を受け,学習意欲が向上することは少なくない.そのような集団の中に個人がいる環境を,ネットワーク環境で独習しているViNoSyL利用者に提供できるようにシステムを拡張している.
平成17年度は次の観点から研究を進めた.一人で勉強していると,同じビデオ教材で勉強している他の人のことが気になってくる.現実の学校において,同級生がどこまで理解しているのかが気になるのと同じである.このように他人の存在を意識することを,個人学習システムにどのように持ち込めばよいかを分析した.一般に,同じビデオ教材で勉強している子どもたちには面識がない.学校ならば,先輩や同級生のノートを見せてもらうことがある.わからないところを教師に教えてもらうより,友人に教えてもらう方が効果的であることも多い.個人学習システムでどのような工夫をすれば,ノート情報に関してこのような行為に近づくのか分析し,次のような機能をViNoSyLに実装した.
学習者の理解が進むに従い,過去に記述されたノートに追記するなど,新しい有益な情報が追加されたり,過去の記述が整理されたりする.そのため,ある学習者Aが他の学習者Bのノートの内容をコピーした後に,学習者Bがノートに追加・変更した内容は,改めてそのノートを見ない限り知ることはできない.より多くの情報を他の学習者のノートから収集することを目的とし,ノートのコピー後にコピー元に変更があった場合はそれをどのように通知すればよいかを検討し,その機能をViNoSyLに実装し,集団利用システムとしての有効性を検証した.

  • Research Products

    (6 results)

All 2006 2005

All Journal Article (6 results)

  • [Journal Article] マウス使用環境において周辺表示法がユーザの情報認知に与える影響2006

    • Author(s)
      三好 史隆
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告 HIP2005-130

      Pages: 65-70

  • [Journal Article] オフィス環境におけるタスクの時間制約による切迫感を考慮した「忙しさ」判定法2005

    • Author(s)
      松田 康弘
    • Journal Title

      ヒューマンインタフェース学会論文誌 Vol.7, No.3

      Pages: 409-416

  • [Journal Article] 未知処理量タスクに対する省電力化を目指した周波数制御リアルタイムスケジューリングアルゴリズムとその評価2005

    • Author(s)
      渋谷 雄
    • Journal Title

      情報処理学会論文誌 Vol.46, No.6

      Pages: 1426-1435

  • [Journal Article] Weekend Battle : an Entertainment System for Improving Workers' Motivation2005

    • Author(s)
      Itaru Kuramoto
    • Journal Title

      Proc.of 2nd International Conference on Advances in Computer Entertainment Technology ACE2005

      Pages: 43-50

  • [Journal Article] 協調学習における相互参照可能な電子ノートの更新を動的に反映する手法2005

    • Author(s)
      衿木 高広
    • Journal Title

      情報処理学会研究報告 2005-HI-116

      Pages: 105-111

  • [Journal Article] GUIの特徴がユーザに与える印象の調査2005

    • Author(s)
      芝田 祐也
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術研究報告 HIP2005-48

      Pages: 153-158

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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