2005 Fiscal Year Annual Research Report
幼稚園・小学校の時期における理数系教材の活用方法と新たな教育環境構築に関する研究
Project/Area Number |
17011069
|
Research Institution | Niigata Women's College |
Principal Investigator |
坂口 淳 県立新潟女子短期大学, 生活科学科, 助教授 (90300079)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
呑海 信雄 県立新潟女子短期大学, 生活科学科, 教授
佐々木 博昭 県立新潟女子短期大学, 生活科学科, 教授
立山 千草 県立新潟女子短期大学, 生活科学科, 助教授
|
Keywords | 理数系教育 / 幼児教育 / 生活材料 / アンケート調査 / 創造力 / 教材 |
Research Abstract |
体研究は、教育現場の教員と大学教員や一般技術者および保護者の教育に対する意識のずれを明らかとする目的として、一般市民、教育現場、各種学会・団体を対象とするアンケート調査を行い、生活環境で子どもが体験する事柄と理数系科目に関する関心について調べる。平成17年度は、一般市民を対象に全国1243名のアンケート調査を行い、子どもの生活体験と創造力、理科離れに関する印象などの調査を行い、新世紀型理数系教育として可能性について検討を行った。アンケート調査は、広く全国からアンケートを回収するため、インターネット情報通信会社のシステムを利用し、インターネットアンケートによって行い、1243名から回答を得た。創造力の定義には、さまざまなものが考えられるが、今回のアンケート調査では、『単に「今までにはなかった新しいものを作り出す力」と定義し、芸術的なものを作る能力も含む』と定義し、回答をお願いした。子どもの学力に関する回答の単純集計結果では、「とても低下している」、「やや低下している」の回答数は、全体の70.6%であり、子どもの学力が低下していると考えている人が、極めて多い。現在の子どもの創造力に対する評価では、「やや低い」、「とても低い」の回答は全体の43%であり、学力同様に、創造力に対しても現代の子どもに対する評価が低い。「幼稚園から小学校低学年の子どもの創造力を養うために、ふさわしい遊び・遊具・教材・教育法」の回答結果では、ブロック(組み立て易くするため突起等がついているプラスチック製のブロック)と積木(木材で作られた立方体や円柱、角錐等の玩具)の回答が多い。ブロックや積木以外の教材・学習としては、外遊びおよび自然とふれあうこと、物作り(木や紙などの加工性が良い材料を用いた工作)、絵を描くこと、粘土あそびの順に回答が多い。
|
Research Products
(1 results)