2009 Fiscal Year Annual Research Report
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17012025
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| Research Institution | Japanese Foundation For Cancer Research |
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Principal Investigator |
矢守 隆夫 Japanese Foundation For Cancer Research, 癌化学療法センター分子薬理部, 部長 (60200854)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上原 至雅 岩手医科大学, 薬学部, 教授 (50160213)
吉田 稔 独立行政法人理化学研究所, 吉田化学遺伝学研究室, 主任研究員 (80191617)
井本 正哉 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60213253)
水上 民夫 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授 (80367896)
長田 裕之 独立行政法人理化学研究所, 抗生物質研究室, 主任研究員 (80160836)
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| Keywords | 化合物 / 分子標的 / 阻害剤 / スクリーニング / 研究支援 / データベース / 抗がん剤 / ケミカルバイオロジー |
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| Research Abstract |
全国の研究者に対して以下の研究支援を実施した。
1. 化合物の分子標的阻害活性の評価(抗がん物質スクリーニング)
新規化合物の分子標的阻害活性評価を希望する研究者(化合物評価依頼者)から化合物の寄託を受け、その活性評価を実施した。平成17年度からの累計数は1003化合物であった。評価は、がん細胞パネル(矢守)ならびに5つの分子標的阻害系(プロテインキナーゼ(上原・深澤)、ヒストンデアセチラーゼ(吉田)、ファルネシルトランスフェラーゼ(井本)、テロメラーゼ(清宮)、プロテアソーム(水上))によって行った。化合物情報、評価結果など本支援活動で得られる情報はデータベースシステムにより一元的に管理し、評価結果はインターネット経由で評価依頼者に報告した。
2. 標準阻害剤・寄託化合物のライブラリー化と配付(川田)
重要抗がん剤、各種酵素阻害剤やパスウェイ阻害剤などを体系的に収集し、各95化合物からなる標準阻害剤キットI、II、IIIを順次作製して、がん特定領域研究の研究者を中心に配付した。平成17～21年度までの累計で、キットI 232枚、キットII 177枚、キットIII 135枚を配付した。本キットをより有効に利用してもらうために、キット使用後にユーザーレポート提出を求め、その一部をホームページ上で公開した。一方、化合物評価依頼者から寄託された化合物を化合物ライブラリーとして整備し、平成20年度よりその一部を希望する研究者へ配付するサービスを開始し、これまでに12セットを配付した。
3. 情報公開(矢守・上原・吉田・井本・清宮・水上・松浦)
これまでに活性評価を依頼された化合物のうち、寄託者の承諾が得られた638化合物について、その化学構造式と活性評価結果を「癌と化学療法」誌上で公開した。また、承認、臨床開発ステージの主要な分子標的抗がん剤の情報を整理し、ホームページ上で公開した。
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