2009 Fiscal Year Annual Research Report
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17016013
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
橋本 祐一 The University of Tokyo, 分子細胞生物学研究所, 教授 (90164798)
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Keywords | サリドマイド / アポトーシス / 構造展開 / 構造活性相関 / 核内受容体 / チュブリン重合阻害剤 / 阻害剤 / 分化誘導 |
Research Abstract |
昨年度に引き続き、上市に至った医薬の適用拡大と構造展開をはかり、加えてそれらの経験をも元に、さらなる活性的・機構的・構造的な守備範囲拡充を図るべく、将来、候補となりうる活性物質の創製に注力した。昨年度に引き続き遂行した研究も含めて今年度に得られた成果としては、 1.催奇形性を排除したサリドマイド誘導体として創製したフェニルフタルイミド誘導体5HPP-33の、新規チュブリン重合阻害活性試薬としての販売開始。 2.サリドマイドとレチノイドをマルチテンプレートとして設計・合成した、成人T細胞白血病細胞に選択的な増殖阻害活性を有する半飽和ナフタレン型化合物群の創製と構造活性相関解析。 3.神経芽腫の増殖に関与するCRABPの分解誘導剤の創製と、その抗腫瘍効果の解析。 4.アポトーシス誘導性ガレート型誘導体群の創製と、それらのアポトーシス誘導分子機構解析。 5.サリドマイドをテンプレートとした,抗C型肝炎ウイルス活性物質の創製。 6.ATRAや活性型ビタミンDによる分化誘導療法を効率的に支援する分化誘導促進剤としてのビスインドール誘導体群の創製と構造活性相関解析。 7.アポトーシス誘導活性を持つ天然物フザリエリンの分子標的(チュブリンならびにアクチン)同定。 8.肝臓X受容体リガンドによるカテニンシグナルの抑制効果の解析。 9.抗腫瘍活性を示すパーオキシゾーム増殖剤応答性受容体リガンドの創製とその構造活性相関解析。等があげられる。
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Research Products
(21 results)