2005 Fiscal Year Annual Research Report
比較ゲノム解析による進化・多様性のゲノム基盤の解明支援
Project/Area Number |
17018030
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
藤山 秋佐夫 国立情報学研究所, 学術研究情報研究系, 教授 (60142311)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸野 矩行 東京大学, 大院農学生命科学学研究科, 教授 (00141987)
堀 寛 名古屋大学, 大学院理学研究科, 教授 (60116663)
遠藤 秀紀 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (30249908)
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Keywords | 比較ゲノム |
Research Abstract |
比較ゲノム研究では、多様な生物種のゲノム構造情報や機能情報を効率的に収集・生産し、それらを有機的に結合させながら解析研究を進める必要がある。この中には、試料収集、各種のDNA・cDNAライブラリの整備、体系的なDNAマーカー類の整備、ゲノム全体を覆うクローンコンティグの整備、DNA・cDNAの配列決定、これらを統合した地図の作成など、統合的なゲノム情報を創出するために必要な共通性の高い活動を必要とする。しかし、これらに伴う作業は熟練と経験を要する専門的なものであり、通常の研究室の規模で実行することは不可能もしくは困難であると同時に非効率的である。そのため、本支援班では、研究材料の収集やライブラリの作成に十分な経験を持つ研究グループ、マーカー作成やスクリーニングに十分な経験を有するグループ、ゲノム情報の進化学的な処理に秀でたグループを組織し、各計画研究班ならびに公募研究班からの共通性の高い要望に対して支援業務を実施する。具体的には、計画の初年度であることから、当初計画を多少変更して支援用設備類の充実化をまず図った。また、研究支援の透明性を図るために研究支援委員会を設置し、班員からの支援要請について個別審査を実施後に支援の決定を行った。今年度分の支援としては、ゲノムライブラリ作成5件、完全長cDNAライブラリ作成7件、配列決定支援30件以上(12班分)、マイクロアレイ作製のほか、マイクロアレイ講習会(1回)を実施した。 支援班であるため、研究活動は行っていない。
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