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2006 Fiscal Year Annual Research Report

ゲノム研究と社会のコミュニケーションに関する研究

Research Project

Project/Area Number 17019032
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

加藤 和人  京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (10202011)

Keywordsゲノム / 遺伝子 / コミュニケーション / 生命倫理 / 社会との接点
Research Abstract

1.非専門家のゲノムやゲノム研究に対する認識や研究情報のニーズを調べるために、(1)メディァおよび研究機関の広報関係者、(2)生命倫理関係者を対象に聞き取り調査を行った。メディアおよび研究機関の広報関係者対象の調査からは、科学研究者からの新聞記事や報道の内容に対する積極的な発言が望まれていることが明らかになり、生命倫理関係者対象の調査からは、ゲノム研究者を含む生命科学研究者と生命倫理関係者の交流は十分とは言えないことなどが明らかになった。
2.ゲノム研究者と一般市民を含む非専門家との交流事業である「ゲノムひろば」を、平成18年11月に東京(丸ビル)と京都(京都大学)でそれぞれ2日間の日程で実施し、平成17年度に作成した改良プログラムの効果をアンケートおよびグループインタビューにより調査した。参加研究者にとって非専門家との対話は自らの研究の目的や意義を考え直す良い機会となることや「実物付き研究展示」という「ゲノムひろば」のスタイルを用いることではじめて伝えることができる内容や情報があることなどを含む、複数の結論が得られた。詳細はさらに解析中である。
3.その他の活動として以下の2つの内容を実施した。(1)ヒトゲノムの全体像を専門外の人に紹介する「ヒトゲノムマップ」を文部科学省主催の科学技術週間にあわせて制作した。印刷版は10万枚が全国に配布され、Web版も公開されたことで、ヒトゲノムに関する情報を多数の人に伝えることができた。(2)ゲノム研究・生命科学研究と社会のコミュニケーションの新しい手法を開発するために、科学館(京都市青少年科学センター)附属のプラネタリウムにおいて、映像番組の投影を行った。ゲノム研究を含む先端生命科学研究を、CG映像や音楽、学芸員による語りなどを組み合わせ投影することで、生命科学になじみのない層に最新の研究情報の発信ができることが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Opinions of Japanese Life Scientists on Science Communication2006

    • Author(s)
      Higashijima, J., Kato, K.
    • Journal Title

      Proceedings of the 9th International Conference on Public Communication of Science & Technology

      Pages: 1219-1222

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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