2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17019043
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
武田 雅俊 Osaka University, 医学系研究科, 教授 (00179649)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森原 剛史 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (90403196)
田中 稔久 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (10294068)
赤津 裕康 医療法人さわらび会福祉村病院, 長寿医学研究所, 副所長 (00399734)
新井 平伊 順天堂大学, 医学部, 教授 (50167988)
中島 健二 鳥取大学, 医学部, 教授 (70144673)
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Keywords | アルツハイマー病 / Dynamin2 / アミロイドβ蛋白 / APPトランスジェニックマウス / リスク遺伝子 |
Research Abstract |
アルツハイマー病の新規治療法および診断法の開発のため遺伝子研究を行っている。アルツハイマー病関連遺伝子としてDynaminファミリー遺伝子のasscciation studyを行い、Dynamin2(DNM2)を論文報告(Aidaralieva NJ J Hum Genet 2008)した。DNM2ついてはさらに機能解析を進めた。DNM2 mRNAは脳でも末梢血でもADで発現が低下していた。DNM1/2 dominant negative細胞ではAPPの細胞内局在が変わりplasma membraneに局在するものが増加した。またDNM1/2 dominant negative細胞ではAβ40の分泌も上昇した。リスク多型ではDynaminの発現量が減少し、APPがendosomeからplasma membraneに局在が変わりAβ産生が増加するというメカニズムが想定された。このようにDNMについて遺伝子研究、発現解析、機能解析を組み合わせ新たなAD病態メカニズムを明らかにした。現在論文投稿中である。 アルツハイマーモデル動物を用いたアルツハイマー病の中心病理であるアミロイド病理を修飾する遺伝子の探索も行っている。動物モデルを用いることでヒト研究で避けることができない環境因子の違いや、臨床診断のあいまいさといった問題を回避することができる。アルツハイマーモデル動物の生存率が各マウスストレイン由来の背景遺伝子によって大きく異なることを見出している。
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Research Products
(20 results)
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[Journal Article] Curcumin structure-function, bioavailability, and efficacy in models of neuroinflammation and Alzheimer's disease2008
Author(s)
Begum AN, Jones MR, Lim GP, Morihara T, Kim P, Heath DD, Rock CL, Pruitt MA, Yang F, Hudspeth B, Hu S, Fault KR Teter B. Cole GM. Frautschy SA.
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Journal Title
J Pharmacol Exp Ther 326(1)
Pages: 196-208
Peer Reviewed
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