2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17020001
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高木 利久 The University of Tokyo, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30110836)
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Keywords | 情報解析 / 表現型解析 / データベース / バイオインフォマティクス / ゲノムリシーケンス / 病原微生物解析 / ゲノムアノテーション / 疾患関連遺伝子解析 |
Research Abstract |
ゲノム特定4領域のような研究プロジェクトにおいては、その成果を論文や特許の形で出版するだけでなく、成果をデータベースや解析ソフトウェアの形でも素早く公開することが必要である。本支援班は、情報処理やデータ公開の専門家集団による技術的支援を行う事により、また、データベースの公開や維持のための人的・資金的支援を行う事により、上記の要請に応えるために設けられた。 本支援班では、「基盤ゲノム」総括班に設置された情報解析・成果公開支援委員会が、支援希望課題を募るとともに、それらに対して、国際的な競争の観点からの緊急度、データ公開の波及効果の重要度、支援の必要性などの視点からその優先順位付けを行い、支援を実施した。 具体的には、前期(4月)と後期(8月)の2回支援課題を募集し、それぞれ6件と9件の応募があった。これらを基盤ゲノムの総括班会議の下に設けられた情報解析・成果公開支援委員会で審査し、支援課題と支援内容を決定した。審査の結果、前期後期あわせて15件すべての支援を実施した。 本支援班で対応した主なものは、全タンパク質コーディング遺伝子ノックアウトに向けたデータベース構築、DBTSSへの遺伝子発現情報データの追加と階層化および発現変化による検索機能の開発、Exome解析に基づく疾患遺伝子探索のための情報解析支援システム開発、次世代シーケンサデータに対応したNIG Mouse Genome DBの機能拡張、ホモ接合ハプロタイプ法を用いた家系解析プログラムのGUI開発、遺伝子型発現相関解析データベース開発および公開作業、全長cDNAデータベース統合に向けた比較ゲノムブラウザの作成と公開支援などで、順次その成果を公開している。また、東大情報基盤センタースパコンシステム等を利用して、成果とりまとめやデータの統合化と分析に重点を置いた情報支援を行った。
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Research Products
(24 results)