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2005 Fiscal Year Annual Research Report

RNAの異常をモニターする細胞周期制御機構

Research Project

Project/Area Number 17026032
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

村上 浩士  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教授 (80262020)

KeywordsRNA / 転写後調節 / Cdc2 / スプライシング / サイクル / カゼインキナーゼ / Wee1
Research Abstract

最近、RNAもDNAと同様に修復されることが明らかとなったが、RNAの異常と細胞周期の進行がどのようにして制御されているのかは全く未解明である。多くのRNAスプライシングの変異株が細胞周期のG2期に停止することが知られている。さらに、イントロンを分解する酵素が失活した場合もG2期からM期への進行に大きな障害が生じることも明らかにされている。しかし、どのような機構で細胞周期が停止しているのか明らかにされていなかった。そこで、RNAスプライシング変異株において細胞周期が停止しない変異株をスクリーニングし、カゼインキナーゼ2,wee1とrad24変異を同定した。BタイプサイクリンであるCdc13を過剰発現させても細胞周期を進行させることができた。すなわち、RNAスプライシングに異常が生じてもCdc2キナーゼが活性化されればG2期停止を解除させることができた。しかし、既知のDNA損傷のチェックポイント機能が失われても細胞周期は停止したままであった。これはRNA転写後調節と細胞周期の連携が新しいチェックポイント機構により制御されている重要な手がかりであると考えられる。また、スプライシング異常によりCdc13タンパク質の量が低下していたことから、Cdc13タンパク質の量の調節がこの細胞周期制御機構の重要な制御機構になっていると考えられる。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Regulation of Cdc2p and Cdc13p is required for cell cycle arrest induced by defective RNA splicing in fission yeast.2005

    • Author(s)
      M.Shimad C.Namikawa-Yamada, M.Nakanishi, H.Murakami
    • Journal Title

      J Biol Chem 208

      Pages: 32640-326415

  • [Journal Article] A checkpoint control linking meiotic S phase and recombination initiation in fission yeast.2005

    • Author(s)
      Y.Tonami, H.Murakami^* K.Shirahige, M.Nakanishi
    • Journal Title

      Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 102

      Pages: 5797-5801

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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