2005 Fiscal Year Annual Research Report
走査型電気化学/化学発代顕微鏡による光反応/電気化学反応制御とイメージング
Project/Area Number |
17029005
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
末永 智一 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 教授 (70173797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱田 文男 秋田大学, 工学資源学部, 教授 (40156401)
珠玖 仁 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 助教授 (10361164)
安川 智之 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 助手 (40361167)
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Keywords | 走査プローブ顕微鏡 / ナノバイオ / 自己組織化 |
Research Abstract |
走査型電気化学顕微鏡(SECM)は、プローブ顕微鏡の中でも化学反応を検出・誘起することが可能なシステムとして独特の位置づけにある。これまでの研究で、探針-試料間距離および探針サイズをナノメートルオーダーで制御することを可能とした。これによりイメージングにおける空間分解能の向上のみならず、局所反応誘起に基づくナノリソグラフィーが可能になる。本研究の目的は、自作のSECMに発光・蛍光・トポグラフィー計測系をハイブリッドしたシステムにより、ナノメートルレベルの生体機能表面を評価し、デバイス作製や環境センシングへ展開することにある。 1.ハイブリッドSECMシステムの特性評価:探針のディメンジョンが大幅にスケールダウンしたことを受け、探針-基板間距離を10-50nmで制御することを試みた。PID(比例・積分・微分)制御とスタンディングアプローチ(鉛直方向の動作により試料に与える負荷を軽減)モードにより、イメージ品質の向上と高速化を検討した。探針先端の絶縁膜(パリレンC)を熱風により除去し、100nm以下のナノプローブを再現性よく作製することが可能となった。 2.探針近傍の局所電解により次亜臭素酸(HOBr)を発生させ、酵素の失活パターニングの描画に成功した。
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Research Products
(10 results)