2005 Fiscal Year Annual Research Report
蛍光ラベル化球状高分子による単一細胞内反応のダイナミクス制御
Project/Area Number |
17034021
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
青井 啓悟 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (30222467)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 信嘉 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助手 (70291408)
|
Keywords | デンドリマー / シュガーボール / 糖鎖高分子 / 蛍光プローブ / 分子認識 / ナノ材料 / 生医学材料 / 遺伝子送達システム |
Research Abstract |
新規デンドリマーとして、ペリレン誘導体を開始コア(中心部)としたポリ(アミドアミン)デンドリマー合成を行った。当初、蛍光プローブとしてピレン誘導体を予定していたが、特定領域での共同研究を行うこととなったため、プローブの位置をより高い精度で解析できるペリレン誘導体を用いた。アクリル酸メチルとエチレンジアミンとを用いたポリ(アミドアミン)デンドリマー骨格の合成を行った。はじめにペリレン誘導体からポリ(アミドアミン)デンドリマー骨格をダイバージェント法で合成することを試みたが、高い疎水性のペリレン誘導体から、親水性のポリ(アミドアミン)デンドリマー骨格は予測に反してうまく伸長できず、表面末端を疎水基で保護したポリ(アミドアミン)デンドリマーを別途合成しておき、コアのペリレン誘導体と結合させることで目的とする蛍光プローブをコアにもつデンドリマーの合成を行った。デンドリマーに細胞標的性をもたせるために、糖誘導体の調製もあわせて行った。また、関連するアミノ酸分岐ポリマーとDNA複合体の構造と性質を、電気泳動測定、レーザー動的光散乱測定、中性子小角散乱測定、ゼータ電位測定などにより調べた。この分岐ポリマー/DNA複合体がエンドサイトーシスでHela細胞へ取り込まれる導入条件の検討準備を行った。
|
Research Products
(5 results)