2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17064003
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
常行 真司 The University of Tokyo, 大学院・理学系研究科, 教授 (90197749)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前園 涼 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 講師 (40354146)
草部 浩一 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 准教授 (10262164)
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Keywords | 第一原理計算 / 密度汎関数 / 電子相関 / 多体問題 / 局所密度近似 |
Research Abstract |
本調整班の研究目的は、従来の第一原理電子状態計算手法より格段に精度・信頼性の高い,新しい第一原理電子状態計算手法を開発することを目指し、広範ではあるが相互に関連が深いA01班の3グループの間に立って情報交換と連携を深めること、また現実物質のマテリアルデザインの現場において何が問題となり,どのような手法が求められているかを知ることが重要であるため、A01班の成果を応用側であるA02, A03班に積極的に伝え,新手法の実用化を推進することにある。本研究最終年度の平成20年5月31日から6月3日まで、東京お台場の日本科学未来館にて国際会議'The 2nd International Conference on Quantum Simulators and Design'を開催した。この会議には海外からも多数の研究者が参加し、活発な議論が行われた。本調整班ではこの国際会議の運営に必要な経費を支出したほか、IOP Publishingより、Journal of Physics Condensed MatterのSpecial Issue(vol 21, No.6.11 Feb.2009)として、本国際会議プロシーディングスの印刷出版を行った。 このプロシーディングス作成に当たっては、新たな知見を研究成果論文に取り込むため、論文執筆、外部委託していたレフェリーの綿密な査読作業、論文著者と編集者およびレフェリーの間での意見調整等に当初予定より3ヶ月多くの時間が必要となったため、経費の一部を兵セ21年度に繰越し使用した。
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Research Products
(2 results)