2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17067002
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
赤木 和夫 京都大学, 工学研究科, 教授 (20150964)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増田 俊夫 京都大学, 工学研究科, 教授 (60026276)
金藤 敬一 九州工業大学, 大学院・生命体工学研究科, 教授 (70124766)
藤木 道也 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 教授 (00346313)
河合 壯 奈良先端科学技術大学院大学, 物質科学教育研究センター, 教授 (40221197)
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Keywords | 共役高分子 / 超階層構造 / 若手育成 / らせん構造 / 非線形現象 |
Research Abstract |
本総括班では本領域の進捗と研究の推進を総括し、特に関連学域の深化と新たな融合研究の創出を目指してシンポジウム開催などに取り組んできた。公開シンポジウムについては平成17年10月3日に第1回公開シンポジウム、平成18年1月11,12日に第2回公開シンポジウムを開催した。それぞれの参加者人数は178名と162名で、きわめて盛況であった。また第2回公開シンポジウムでは一般公募を含め合計75件のポスター発表を行った。また2編のニュースレターを刊行し、全国の関連研究者約360名に配布した。一方、ホームページを開設し本領域の趣旨、班員の研究計画と業績、さらに行事開催予定などの情報を公開してきた。これらの総括班としての施策を策定するために2回の総括班会議を開催した。当領域での特徴的な取り組みとして(1)領域内の共同研究の推進、(2)若手研究者の育成の2点を掲げ、重点的な取り組みを推進してきた。共同研究の推進策の一例として、班会議においては他班からの同伴出席者を求める同伴制度を採用し、班内および班間での共同研究の可能性を追求した。その結果、すでに班内で6件の共同研究に関する共著論文をはじめ多数の連名の学会発表などの成果が出つつある。一方、若手研究者の育成に関しては20才代および30才代の班員および研究分担者からなる"超階層制御若手の会"を結成した。すでに第1回超階層制御若手フォーラムを開催し、招待講演者や学生を含めて40名の参加を得て、若手研究者の交流とディスカッションを深めた。今後の融合共同研究や共同研究提案などが期待できる。従来、科研費特定領域の班会議や全体会議には研究グループを主宰する研究代表者のみが参加する形式が多いが、当領域では"超階層制御若手の会"などの取り組みを進め、実際の実験や研究を進める助手、助教授クラスの研究者が公開シンポジウムなどの全体行事やさまざまな研究会などに積極的に参加し議論や研究を牽引する土壌を作りだすことで、積極性と広い視野を兼ね備えた若手研究者の育成に貢献する。
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