2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17067012
|
Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
藤木 道也 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 教授 (00346313)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
郭 起燮 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 助手 (70362845)
内藤 昌信 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 助手 (30346316)
|
Keywords | ナノ材料 / 光物性 / 複合材料・物性 / セラミックス / 電子機能 / 共役高分子 |
Research Abstract |
1.本研究では、(1)階層的な高分子場による弱い相互作用の検出・増幅・固定化、(2)特異な構造と物性、(3)革新機能の発現へ向け、弱い相互作用・構造・物性・機能の相関関係を明らかにする。我々はこれまでに非古典的な弱い分子内・分子間相互作用を高分子設計に取り入れることによって、高分子、金属、セラミクスでは実現不可能であった分子情報→分子情報変換(発生、転写、増幅、記録、反転、消去)、分子情報→電磁場変換(分子→光・電子・熱)、ケイ素高分子→セラミックス物質変換が可能になる。 2.CH/π相互作用による発光性高分子・分子複合膜の精密配向制御と高精細発光イメージング 常誘電-強誘電転移を起こす高分子/発光分子、発光性高分子/発光性分子、発光性高分子/発光性高分子などの複合体の配向膜を作製し、誘電率の温度変化と発光スペクトル・発光分子構造・配向構造などとの相関を解明を目指した。弱い相互作用を温度可変固体IR,誘電率変化により検出するとともに、感熱性多色発光機能薄膜およびイメージング薄膜へ展開した。 3.弱いCH/Si間相互作用による発光性シリコン作製 ケイ素骨格からなる種々の2、2.5次元構造の可溶性有機ケイ素高分子を創成し、CH/Si間相互作用の制御とSi-C結合の解裂制御により可視-近赤外域で発光するシリコン薄膜を構築した。 4.弱いCH/HC相互作用による不斉分子-らせん高分子情報変換システム 石英ガラス基板上に不斉アルキルシラン分子を固定化し、上部に堆積させた光学不活性らせんポリシラン層との弱いCH/HC間相互作用と熱処理によって、ポリシランへらせん構造を誘起固定化し、円二色信号の増幅を実現した。
|
Research Products
(5 results)