2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17073007
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
北爪 智哉 Tokyo Institute of Technology, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (30092547)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 知子 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 講師 (10319494)
岩井 伯隆 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教 (80376938)
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Keywords | 生理活性 / フッ素系物質 / 構造活性相関 / 反応場 / グラム陽性菌 / グーラム陰性菌 / 酵素阻害剤 / 最小発育阻止濃度 |
Research Abstract |
生理活性を発現するイオン液体の創製 生理活性を発現するイオン液体の探索を続けており、カチオン部位とアニオン部位を様々に変化させたイオン液体を合成し、構造相関関係を検討した。特に、イミダゾリウム環上の側鎖置換基の炭素鎖長と活性度との関係を明らかにした。また、新規な側鎖を合成し置換した誘導体を創製し、生理活性を検討した結果、三重結合を有する置換基が効果的であることを見出し、各種の構造を有するイオン液体を合成した。今回創製したイオン液体のいくつかは、グラム陽性菌やグラム陰性菌に活性を示すことを見出し、最小発育阻止濃度(MIC)の検討から抗菌剤として有用な物質の基本構造として有効であるという知見をえた。 遺伝子組換えフッ素化酵素 単離した酵素(フルオリナーゼ)の部位特異的変換体をいくつか創製し、イオン液体中での活性発現の検討を行った。野生型との活性比較と特徴を検討し、フッ素化反応に用いることが可能であることを明らかにした。 デラセミ化反応 酵素法と化学法を緩衝液一イオン液体複合反応場においてone-potで行うことによりラセミアルコール類から簡便な方法で、相当する光学活性体を創製するプロセスを確立した。
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Research Products
(3 results)