2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17073007
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
北爪 智哉 Tokyo Institute of Technology, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (30092547)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 孝 東京農工大学, 共生科学技術研究院, 教授 (40191267)
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Keywords | 生理活性 / フッ素系物質 / 構造活性相関 / 反応場 / グラム陽性菌 / グラム陰性菌 / 酵素阻害系 / 最小発育阻止濃度 |
Research Abstract |
抗菌活性を有する新規イオン液体の合成と構造相関 各種のイオン液体構造を有する化合物群を創製し、創製したイオン液体類の抗菌活性を測定した。特に、Two-component system(環境変化に迅速に対応するのに重要な働きをする環境応答遺伝子発現制御系)にそくした新規化合物についての検討し、いくつかの可能性を有する化合物について、構造相関関係を詳細に検討している。 トリフルオロメチル化エポキシエステル類の開環反応におけるイオン液体の効果 トリフルオロメチル化エポキシエステル類のアミン類による開環反応は、高立体選択的に反応が進行するが一般的な有機溶剤とルイス酸、高い反応温度が反応系に必要である。一般溶剤の代わりにイオン液体を利用することによりルイス酸は不必要となり、室温という穏和な反応条件で、高立体選択的に高い収率で開環反応を行うことができ、イオン液体の有用性を確立した。 イオン液体の安定性について イオン液体は、安定であると報告されているが、ある種のイオン液体はある程度の温度で分解することが報告されているので、イオン液体の安定性について検討している。特に、BF_4系のイオン液体は、水中でゆっくりと分解していくことを見いだした。
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Research Products
(1 results)