2008 Fiscal Year Annual Research Report
試験管内タンパク質合成の分子基盤と細胞機能模倣に向けたその応用
Project/Area Number |
17076011
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
片岡 正俊 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, 健康工学研究センター, 研究チーム長 (20224438)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠原 康雄 徳島大学, 疾患ゲノム研究センター, 教授 (60226157)
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Keywords | 試験管内タンパク質合成 / 膜タンパク質 / リポソーム / 抗体 / フォールディング |
Research Abstract |
細胞機能の模倣を行うには膜タンパク質の再構成を行うことがキーになる。そこで我々は膜移行性ペプチド(バクテリオファージのコートペプチド)をシーズペプチドとして、リポソームを用いることで自発的に膜に移行し、さらに方向性を持って膜に挿入されるペプチドデザインを行った。この結果、膜貫通領域ではロイシンによる疎水性の付与を行うと同時に、ペプチド両末端にアミノ酸変異を加え荷電をコントロールすることで特定の方向性を持って脂質二重膜に移行するペプチドの調整を行っている。この中でペプチド内のアミノ酸変異を行いその疎水性を変化させることで、ペプチドに対する抗体との反応性が大きく異なることを明らかにした。この抗体との反応性の変化は、ウェスタンブロット法で用いられる抗原を固定して抗原抗体反応場として頻用されるニトロセルロース膜やPVDF膜でも確認され、これはこれら膜上でペプチドがフォールディング構造を形成することによると考えられた。
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Research Products
(4 results)