2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17076017
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
本田 文江 Hosei University, 工学部, 教授 (80343747)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 雅 東京大学, 医科学研究所, 教授 (40134621)
清水 一史 日本大学, 医学部, 教授 (50004677)
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Keywords | インフルエンザウイルス / RNAポリメラーゼ / Ebp1 / ErbB3 / 遺伝子発現誘導 / 細胞周期 / 宿主蛋白質 |
Research Abstract |
1:特定領域開始時点から本グループはウイルス感染に対する細胞側の応答機構を明らかにする目的で単一ウイルスの単一細胞への感染を目指し名古屋大学・福田教授,及び東北大学・新井教授のグループと光ピンセットによるウイルス搬送のためのシステム開発に取り組んで来た(J. Robotics and Mechatronics 2007)。2005年度にインフルエンザウイルスのRNAポリメラーゼと相互作用する宿主蛋白質が細胞周期に関与する蛋白質であることを発見し(Genes Cells 2007 12 133-142)、この発見を基にインフルエンザウイルスが結合する細胞を蛍光表指揮したインフルエンザウイルスを光ピンセット搬送の技術を用いて検討した結果インフルエンザウイルスは分裂期の細胞には結合しないことを見いだした(投稿準備中)。 2:インフルエンザウイルスRNAポリメラーゼと相互作用する宿主蛋白質(Ebp1)のウイルス感染による発現誘導を単一細胞の系を用いて解析した。その結果単一細胞においてもEbp1はウイルス感染により発現誘導されることを明らかにした。またこの発現誘導に関わるEbp1のプロモーター領域がEbp1遺伝子の上流1000ベースまでの領域になることを明らかにした(投稿準備中)。 3:Ebp1はEbp1と相互作用する宿主蛋白質ErbB3の遺伝子発現を制御していることを明らかにしている。 4:Ebp1は主に核膜に沿った領域に局在していることを明らかにした。
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Research Products
(16 results)