2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17080001
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
白髭 克彦 Tokyo Institute of Technology, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (90273854)
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Keywords | 染色体複製 / 染色体分配 / 複製チェックポイント / DNAチップ / 染色体動態 |
Research Abstract |
1)Mrcl、'Tof1、Csm3による複合体形成と、相互依存性について in vivoにおけるMrcl相互作用因子の網羅的探索の結果、MrclがTofl-Csm3および、Mcm6と相互作用することが明らかとなった。ToflもしくはCsm3が欠損すると、Mrclの複製フォークへの結合はin vivoで検出されなくなった。また、ToflとCsm3も相互依存的に複製フォークに結合した。逆にTofl-Csm3のフォークへの結合にはMrclは必要でない。これらのことから、Mrc1の複製フォークへの結合にはTofl-Csm3複合体が必須であることが判明した。Mrcl、Tofl、Csm3はin vivoでもin vitroでも複合体を形成し、精製したToflタンパクは二本鎖DNAに結合する活性を有し、Tofl-Csm3はRPAと共免疫沈降した溶このことから、複製異常はまず、Tofl-Csm3複合体を通してssDNAを介したフォークの構造変化として感知され、Mrclへ伝えられチェックポイントの活性化が誘導されると考えた。 2)Mrc1とMcm6の相互作用の役割 Mcm6がそのC末端領域を通じてMrclの中央領域と相互作用し、Mcm6のC末への2アミノ酸の置換変異(mcm6il)の導入によりin vivoでもin vitroにおいても、特異的にMrclとMcm6の相互作用が失われた。mcm6il変異はHU(ヒドロキシウレア、リボヌクレオチドレダクターゼの阻害剤であり、dNTPを枯渇させる)およびMMS(メチルメタンスルホン酸)に対して強い感受性を示したが、HU存在下での、チェックポイントの活性化は正常に誘導された。この変異Mcm6とMrclの融合タンパクを作ったところ、以上の全ての欠損は相補された。面白いことに、mcm6il変異中ではmrc1欠失株と同様にストレスの存在しないS期において、Mcm4-Mcm6間の相互作用が弱くなる。このことから、Mcm6とMrclの特異的相互作用はMcm複合体の安定な形成、進行に関与し、チェックポイント活性化には不必要と結論した。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] A DNA Polymerase {lower case alpha} Accessory Protein, Mcll, is Required for Propagation of Centromere Structures in Fission Yeast.2008
Author(s)
Toyoaki Natsume, Yasuhiro Tsutsui, Takashi Sutani, Elaine M.Dunleavy, Alison L. Pidoux, Hiroshi Iwasaki, Katsuhiko Shirahige, Robin C. Allshire, Fumiaki Yamao
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Journal Title
Peer Reviewed
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