2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17083004
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小島 毅 The University of Tokyo, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (90195719)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保立 道久 東京大学, 史料編纂所, 教授 (70092327)
近藤 成一 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90153717)
山内 弘一 上智大学, 文学部, 教授 (40166575)
陶 徳民 関西大学, 文学部, 教授 (40288791)
伊東 貴之 武蔵大学, 人文学部, 教授 (20251499)
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Keywords | 宋史 / 高麗史 / 大日本史 / 王権 / 礼志 / 朱子学 / 水戸学 / 正史 |
Research Abstract |
分担者それぞれに所与の役割分担にもとづいた課題を個別に研究するため資料収集・調査旅行・研究発表(口頭および印刷物)をおこなったほか、共同研究活動として以下のものを実施した。 (1) 国際学術フォーラム「東アジアの文化と儀礼」を7月28日に関西大学との共催で開催。代表者・分担者6名全員が参加し、陶が全体の企画・進行係、山内が研究発表、小島・伊東が他の報告への討論者を務めた。 (2) シンポジウム「水戸学をいまどう見るか-『大日本史』刊行百周年を迎えて」を10月28日に東京大学で開催。本特定領域の他の計画研究との共催。近藤が他の計画研究分担者の報告に対する討論者を務めた。 (3) シンポジウム「東アジアのなかの平泉」を11月25日に岩手県一関市で開催。本特定領域の他の計画研究、および岩手県教育委員会・岩手大学との共催。保立が研究発表した。また、これにさきだち9月9日の盛岡での同様のシンポジウムでは小島が研究発表した。この一連の企画は、平泉の世界遺産登録申請運動に学術面で協力する事業でもある。 (4) 本計画研究の主題である3つの正史に関しては、上記『大日本史』シンポジウムのほか、あらたに「高麗礼思想研究会」を発足させて高麗時代の国家儀礼を調査研究している。また、『宋史』の礼志訳注、および『大日本史料』関連データベース作成や大徳寺文書調査(いずれも『大日本史』関係)についても作業を継続している。19年度には、これら3つを比較・総合する作業を開始する予定である。
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