2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17083004
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小島 毅 The University of Tokyo, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (90195719)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保立 道久 東京大学, 史料編纂所, 教授 (70092327)
近藤 成一 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90153717)
山内 弘一 上智大学, 文学部, 教授 (40166575)
陶 徳民 関西大学, 文学部, 教授 (40288791)
伊東 貴之 武蔵大学, 人文学部, 教授 (20251499)
|
Keywords | 宋史 / 高麗史 / 大日本史 / 王権 / 礼史 / 朱子学 / 水戸学 / 正史 |
Research Abstract |
平成20年度においても、前年に引き続いて研究分担者・連携研究者各自が役割分担に従って作業を進めた。 すなわち、小島は『宋史』礼志の解析を、保立は大徳寺文書の調査を、近藤は『大日本編年史』の元になった資料分析を、陶は幕末維新期の政治思想史料分析を、山内は朝鮮儒学の検討を、伊東は清代朱子学の検討をおこなった。 共同作業としては、平成19年9月に上海において開催した日中共同の国際フォーラムの発表原稿を改訂のうえ中国語に翻訳し、陶が中心になって復旦大学との共同編集のかたちで出版するための作業を進めた。 また、本領域の他のいくつかの計画研究と協力して、五山文化や朱子学思想に関する共同の研究会に参加するなどして、領域全体の重点項目課題の探究作業を進めた。 これらの作業を通して、最終年度である平成21年度の成果取りまとめに向けた情報の蓄積と知見の拡大を実現した。 ただ、資料入手に困難が生じたために『宋史』礼志三と四の訳注刊行作業が遅れたことと、先方の都合により大徳寺文書調査のうち予定していたものを一部実施できなかったため、それらの作業にかかわる経費について年度繰越しをし、平成21年度において実施した。
|