2009 Fiscal Year Annual Research Report
「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成」調整班B01:現地調査研究部門
Project/Area Number |
17083017
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
早坂 俊廣 信州大学, 人文学部, 准教授 (10259963)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高津 孝 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (70206770)
加藤 徹 明治大学, 法学部, 教授 (80253029)
二階堂 善弘 関西大学, 文学部, 教授 (70292258)
曽田 三郎 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40106779)
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Keywords | 浙江 / 寧波 / 現地調査 / 日常文化 / 環境 |
Research Abstract |
平成21年度に開催した企画として、岡元司が主導した「第54回東方学者会議シンポジウム:近千年の中国における大地と社会の変貌-自然・景観・人口・交流などを中心として」(5月15日、於 日本教育会館)および「復旦大学国際シンポジウム:世界史の中の東アジア海域世界"1250-1350"、"1500-1600"、"1700-1800"」(6月18・19日、於 復旦大学)、高津孝が主導した「にんぷろワークショップ:中国東南地区の文献集散と天一閣」(7月23日、於 天一閣博物館)、「沖縄シンポジウム:東アジアの海域交流-琉球という視点から-」(12月12月、於 沖縄県立博物館講堂)がある。また、例年通り、部門の雑誌『東アジア海域交流史 現地調査研究~地域・環境・心性~』No.4を刊行し、各種シンポジウムの成果を特集として掲載するとともに、各研究計画の5年間における活動成果について報告した。さらに、平成21年10月に研究代表者であった岡元司氏が急逝した事態を受け、予算の繰り越し申請を行い、22年度にも研究活動を行った。具体的には、特定領域研究全体の企画として進めていた研究成果(一般向けの啓蒙的叢書)の刊行計画の中で、岡氏が主導的に編集作業を行っていた巻(寧波の日常文化と環境、および現地調査的方法論に関する内容)に関する編集会議を開催し、今後の方針の確認と岡氏の分担予定箇所を具体的にどう補填するかについての話し合いが行われた。また、早坂が主宰していた巻(寧波の士人文化、および史料論・記録論的方法論に関するに関する内容)についても、岡氏急逝への対応で遅れた分を取り戻すべく、編集会議を行った。さらには、刊行計画全体の調整を行うべく、他巻の担当者とも研究打ち合わせを行った。このような編集作業(研究活動)によって、刊行計画は格段に進展した。なお、上記の巻において総論・各論を執筆する必要上、早坂が物品購入を行い、研究活動を行った。
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Research Products
(15 results)