2005 Fiscal Year Annual Research Report
「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成」調整班C01:文化交流研究部門
Project/Area Number |
17083022
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
井手 誠之輔 九州大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (30168330)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 楽章 九州大学, 大学院人文科学研究院, 助教授 (10332850)
静永 健 九州大学, 大学院人文科学研究院, 助教授 (90274406)
伊藤 幸司 山口県立大学, 国際文化学部, 助教授 (30364128)
森平 雅彦 九州大学, 大学院人文科学研究院, 講師 (50345245)
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Keywords | 文化交流 / 寧波 / 日中文化交流 / 中国というシステム / 海域交流圏 |
Research Abstract |
初年度にあたる平成17年度は、今後5年間における活動方針を確認し、研究計画班の代表者会議、調整班の会議、合同研究会の開催を企画した。また次年度の12月に文化交流研究部門が中心となって開催する国際シンポジウムの基本構想をまとめた。 1)研究代表者会議の開催(9月13日〜14日)於九州大学文学部会議室。 文化交流研究部門の計画研究班の代表者を集めて、平成17年度以降の研究遂行について協議するとともに、研究報告会を各年度の冒頭に開催するほか、研究部門内外の各計画研究班との積極的な研究交流の実施を確認した。また、従来の日中文化交流史の視界にとどまらず、朝鮮ルートや沖縄ルートを含めた多角的な視点から、海域交流圏を包摂する中国というシステムについて再検討し、また地中海世界の海域交流圏のシステムとの比較検討を行っていくことを研究方針として確認した。 2)調整班会議の開催 不定期ながら3回の調整班会議を行い、次年度の国際シンポジウムについて、2006年12月16日・17日の2日間、九州国立博物館を会場に、「寧波の美術から歴史を考える」をテーマとして開催する基本構想をまとめた。九州国立博物館の展示協力により、シンポジウムと展示とが同時並行する形態を実現する予定とし、すでに人選と交渉を開始した。 3)合同研究会の開催 3つの計画研究班「11〜16世紀の東アジア海域と寧波-博多関係」「中・近世朝鮮をめぐる東アジア交流と寧波」「寧波地域における日明交流の総合的研究」の主催で、2006年1月17日、文化交流研究部門のワークショップ「火器技術から見た東アジア海域史」を九州大学文学部会議室で開催した。報告5、総括コメント2、全体討論。
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Research Products
(6 results)