2007 Fiscal Year Annual Research Report
「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成」調整班C01:文化交流研究部門
Project/Area Number |
17083022
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
井手 誠之輔 Kyushu University, 大学院・人文科学研究院, 教授 (30168330)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 楽章 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 准教授 (10332850)
静永 健 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 准教授 (90274406)
伊藤 幸司 山口県立大学, 国際文化学部, 准教授 (30364128)
森平 雅彦 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 准教授 (50345245)
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Keywords | 寧波 / 海域交流圏 / 日中文化交流 / 禅と美術 |
Research Abstract |
1)調整班会議の開催 不定期ながら3回の会議をとおして、文化交流研究部門の研究進行について各研究班の調整にあたり、また7月のワークショップ、1月の連続講座などの開催に向けた準備を行った。 2) ワークショップの開催 7月21日(土)、22日(日)の日程で、ワークショップを九州大学で開催し、5会場に分かれて集中的かつ活発な研究発表と議論を行ったほか、最終日に全員参加で総括した。参加者は127名できわめて盛況であった。 3) 連続講座の開催 1月4日から1月7日の4日間の日程で、「禅と美術」をテーマに、内外の研究者を講師に迎える連続講座を開催し、約50名の参加があった。大学院生や若手研究者を中心に参加を募り、三日間にわたる講義とディスカッションを通して、さまざまな観点から問題の所在について共有を図り、さらなる学問上の深化を目指すことを目的とした。3日目は、学術研究の一端を広く地域社会にも還元するねらいから、福岡市美術館に会場を移して公開講座とパネル・ディスカッションを行い、4日目は、日本における禅と美術の最初の接点でもあった博多周辺の禅宗寺院、九州国立博物館における「京都五山展」の見学を行った。本講座は、特定領域研究の重点項目である五山文化の研究とも聯動し、美術、文学、禅仏教の各方面から、多角的な分析が行われたことを特記する。 4)シンポジウム報告書の編集昨年度の国際シンポジウム「寧波の美術から海域交流を考える」については、次年度7月の完成を目途に、編集作業を進めている.
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Research Products
(10 results)