2008 Fiscal Year Annual Research Report
「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成」調整班C01 : 文化交流研究部門
Project/Area Number |
17083022
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
井手 誠之輔 Kyushu University, 大学院・人文科学研究院, 教授 (30168330)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 楽章 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 准教授 (10332850)
静永 健 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 准教授 (90274406)
森平 雅彦 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 准教授 (50345245)
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Keywords | 寧波 / 文化交流 / 唐船 / 舟山列島 / 朝鮮王朝の絵画 / 奈良国立博物館 / 五山文化 |
Research Abstract |
1) 調整班会議の開催 不定期ながら3回の会議をとおして、文化交流研究部門の研究進行について各研究班の調整にあたり、また文化交流調整部門の関係する重点項目のうち、『から船往来』の出版への研究成果公表について協力し、また五山文化への積極的参加を行うこととした。 2) 『から船往来』への協力 (勉誠社、2009年予定)の出版の準備として、日中間の船による往来の中心となった舟山列島を巡検し、画像資料の蒐集にあたった。 3) 特別展覧会への研究協力 静岡県立美術館における『朝鮮王朝の絵画と日本-宗達、大雅、若沖も学んだ隣国の美』展の開催にあたり、研究協力の一環として、中近世朝鮮班に寧波絵画班が協力してワークショップを開催し、討議を行った(2009年3月)。 4) シンポジウム報告書の編集 2007年度から繰り越した国際シンポジウム「寧波の美術から海域交流を考える」について継続的に編集作業をすすめ、論文12編、討論2編の14編からなる報告書『寧波の美術と海域交流』をまとめた。 5) 次年度計画の策定 奈良国立博物館で開催される国際シンポジウムへの協力準備として、シンポジウムの主旨、開催形式、講演者・発表者の人選について協議した。
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Research Products
(12 results)