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2009 Fiscal Year Annual Research Report

都市居住に関する日本と中国の場所論的比較考察

Research Project

Project/Area Number 17083027
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

菊地 成朋  Kyushu University, 大学院・人間環境学研究院, 教授 (60195203)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 南 博文  九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 教授 (20192362)
Keywords都市計画・建築計画 / 人間生活環境 / 場所論 / 比較居住文化 / 中国
Research Abstract

本研究は、中国の住居や都市空間を対象に,構築環境のあり方やその意味を居住史学・環境心理学的視点から検討し,日本と比較することによって比較文化論的考察を行うものである。
本年度は終年度にあたることから,研究成果の報告会を複数開催した。12月に,中国での実地調査の共同研究者である湯国華教授(広州大学),王暉副教授(浙江大学)を招き,国際シンポジウム「伝統的都市空間の保全と活用-日中比較の視点から」を開催した。これは,中国と日本の具体的な事例を題材に,アジアにおける都市空間の理解と歴史保全のあり方を議論することを意図したものである。そこでは,湯教授が広州の騎楼建築について,黒野が高田の雁木町家と雁木通りについて,王副教授が杭州の伝統街区保全プロジェクトについて,菊地が紹興と柳川を例に中国と日本の水辺景観の保全について報告した。2月には,新潟県上越市において高田雁木調査研究の現地報告会を開催した。3月には九州大学で,紹興調査をもとにした都市理解のミニシンポを開催し,柴田が水辺の生活景の理解について,南がエスノメソドロジーによる場所論について報告した。
今年度のフィールドワークとして,江南の水郷都市・紹興の追加調査を行った(11月)。これにより,昨年度の調査で残されていた対象街区内部の空間構成の詳細とその居住実態が明らかになった。また,広州において,広州大学湯教授との意見交換および騎楼街区の再確認を行った(3月)。
さらに,5年間の総括として,中国伝統都市についての共同調査の成果を踏まえて,研究メンバー各自による「場所論」をまとめ,冊子とした。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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