2007 Fiscal Year Annual Research Report
「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成」調整班A01:文献資料研究部門
Project/Area Number |
17083029
|
Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
平田 茂樹 Osaka City University, 大学院・文学研究科, 准教授 (90228784)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅見 洋二 大阪大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (70184158)
青木 敦 大阪大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (90272492)
遠藤 隆俊 高知大学, 教育学部, 教授 (00261561)
須江 隆 日本大学, 生物資源部, 准教授 (90297797)
|
Keywords | 東アジア会期文化交流 / 五山禅林 / 文献資料学 |
Research Abstract |
本調整班の主たる課題は,次の二つである。(1)政治,文学,思想,法律,宗族,数学,医学など多分野の研究者が,文献資料学の方法論について討議を重ねる。(2)世界的に高水準にある我が国の伝統的文献資料学の手法を批判的に継承しつつ,欧米等の斬新な方法論を導入した資料分析の成果を視野に入れ,東アジア海域世界という,長期且つ広域の世界構造を明らかにする,独自の新しい文献資料学の創生を目指す。 上記の課題に従い,共同研究開始第二年度の平成19年度は次のような共同研究を進めた。研究集会を「東アジア海域文化交流のなかの五山禅林」というテーマの元で2回(9月,11月),「文献資料からみた東アジア海域文化交流」というテーマで1月に国際シンポジウマムを開催した。前半は五山文化をめぐる東アジア海域交流の問題,後半はテーマを広げ,文学,思想,科学などの文献資料を手掛かりに東アジァ海域の交流の実態とその研究方法について討論を行った。同時に1月のシンポジウムの前自に開かれた全体集会では,調整班所属の各研究班の研究進捗状況を確認するとともに,研究課題の相互調整を行った。 なお,昨年度の研究成果については『大阪市立大学東洋史論叢』特集号「文献資料学の新たな可能性について」(2)(2007年6月),(3)(2007年12月)という形で公表した。
|
Research Products
(4 results)