2006 Fiscal Year Annual Research Report
新規LOVタンパク質LKP2、TLP1の構造と機能の解明
Project/Area Number |
17084003
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
清末 知宏 Kagawa University, 総合生命科学研究センター, 准教授 (80241248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安部 洋 理化学研究所, 実険植物開発室, 研究員 (90360479)
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Keywords | シロイヌナズナ / LOVタンパク質 / 青色光受容体 / F-boxタンパク質 |
Research Abstract |
本研究の目的は、LKP2による葉運動、概日リズム、胚軸伸長、花芽形成時期の制御機構を明らかにすること、新規光受容体としてのTLP1(PLP:PAS LOV Proteinに改名)の特徴付けを行うこと、新規LOV光受容体AUREO(AUREOCHROME)の機能解明である。本年度は以下の知見等の成果を得た。 1.ルシフェラーゼ遺伝子をレポーターに用いてライン化したLKP2部分過剰発現体の概日リズムを測定した。 2.LKP2部分過剰発現体の花芽形成時期を調べた。 3.LKP2部分過剰発現体の胚軸長を連続光条件下で解析した。 4.LKP2とリプレッサー融合型CO(CO-Rep)をバレイショで過剰発現させ、その塊茎形成に与える効果を解析した。 5.PLPと相互作用因子との酵母2ハイブリッド系での相互作用は青色光で減弱するが、その際にPLPの分解が起こっていないことをイムノブロットによって示した。 6.大腸菌内で発現させたTLP1(PLP)のLOVドメインで450nm付近の弱い吸収が観察された。 7.フシナシミドロのbZIP-LOVタンパク質AUREOCHROME1(AURE01)のbZIP領域をGST融合タンパク質として大腸菌内で発現させ、コンペティターを用いたゲルシフトアッセイにより、DNA認識配列の特異性を解析した。8.AURE01全長をGST融合タンパク質として大腸菌内で発現させた後、GSTを酵素処理で切り離すことでAURE01タンパク質を取得後、ゲルシフトアッセイにより青色光がDNA結合に及ぼす影響を解析した。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Genetic characterization of mutants resistant to the antiauxin p-chlorophenoxyisobutyric acid(PCIB)reveals that AAR3, a gene encoding a DCN1-like protein, regulates responses to the synthetic auxin 2,4-dichlorophenoxyacetic acid in Arabidopsis roots.2007
Author(s)
Biswas K. K., Ooura C., Higuchi K., Miyazaki Y., Nguyen V. V., Rahman A., Uchimiya H., Kiyosue T., Koshiba T., Tanaka A., Narumi I., Oono Y.
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Journal Title
Plant Physiol. 145
Pages: 773-785
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