2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17084004
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
島崎 研一郎 九州大学, 大学院理学研究院, 教授 (00124347)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳富 哲 大阪府立大学, 大学院理学系研究科, 教授 (90142009)
長谷 あきら 京都大学, 大学院理学研究科, 教授 (40183082)
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Keywords | LOV光受容体 / 青色光反応 / フォトトロピン / 環境応答 |
Research Abstract |
班会議を2回開催した。 第1回の班会議(2005年10月15目)を開催し、評価委員と学術調査官の各先生にも出席していただき、講演会を行い各班員の今後の方針と目標についての提示を行い、班員同士の情報交換を行った。また、評価委員の先生からコメントを頂いた。各班員の研究目標は以下のようであった。 島崎:気孔のフォトトロピンから細胞膜H^+-ATPaseへの情報伝達を解明する 和田:特に、葉緑体運動に関与の考えられるCa^<2+>の受容体の解明を目標に置く。 徳富:フォトトロピンの光化学過程から蛋白質キナーゼの解明。 長谷:phot2の細胞内局在得にゴルジ膜への局在の生理学的意味の解明。 飯野:イネの光屈性変異体の単離を継続し、他の青色光反応も調べる。 片岡:新たに見つかった2つのbZIPLOV蛋白質の機能解明。 清末:LKP2による葉の就眠運動、また、TLP1の機能解明。 第2回の班会議(2006年3月3日)を開催した。 片岡と清末の共同研究の成果の発表を中心に会議を進めた。片岡の発見した2つのbZIP-LOV(586と592)がDNA結合能を持つか否かについて調べ、586は結合のコンセンサス配列を持つ事が分かった。592ではそのような配列が確定できなかった。592の変異は表現型を示すので、この事の意味について議論が行われた。おそらく、586と592がヘテロダイマーを形成して機能をする事が推定された。 長谷は、最近あきらかになったフィトクロムの3次元構造について紹介し、機能アミノ酸の配置と表現型の比較を行い、重要なドメインにアミノ酸変異が集中して起きている事を示唆した。この事をフォトトロピンの構造と機能の解明につなげたい。 若手の育成について話しあいを持った。国外を含めて、特に若手の研究交流を促進させることで一致した。
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Research Products
(20 results)