2005 Fiscal Year Annual Research Report
社会ネットワークを利用した創造的な活動の支援に関する研究
Project/Area Number |
17200010
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
武田 英明 国立情報学研究所, 実証研究センター, 教授 (80252831)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市瀬 龍太郎 国立情報学研究所, 知能システム研究系, 助手 (00332156)
松尾 豊 産業技術総合研究所, 情報技術研究部門, 研究員 (30358014)
西澤 正己 国立情報学研究所, 人間・社会情報研究系, 助教授 (00281585)
安田 雪 東京大学, 大学院・経済学研究科, 特任助教授
高橋 徹 国際電気通信基礎技術研究所, メディア情報科学研究所, 専任研究員 (20374118)
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Keywords | 社会ネットワーク / ソーシャルネットワーキングサービス / 学術会議支援 / ネットワーク分析 / 計量情報学 |
Research Abstract |
本研究では創造的活動をコンピュータで支援する仕組みを提案することを目的とするが,とくに人間間の関係,すなわち社会ネットワーク(social network)に注目し,社会ネットワークを利用することで新しい創造活動支援を実現することを狙っている.創造的活動としては研究論文や文書などの執筆発表活動を対象にして,その活動に有用な情報を適宜獲得したり,関連する人々とコミュニケーションを可能とするような支援を行うことを目標とする. まず,研究者が研究活動をする際に,どのようなネットワークを持って研究を行っているのかの検討を行い,文献データを用いて,トピック,研究者,論文の間の関係を抽出し,ネットワーク構造の関係を取り出すことを試みた. また,平成17年度人工知能学会全国大会において社会ネットワークに着目した学会支援システムを運用した。また、そのネットワークの時系列的な分析を行った。Webからの社会ネットワーク抽出については、同姓同名問題の解決やスケーラビリティの確保など、さまざまな技術的側面から研究を進めている。また、得られたネットワークを創造的なコミュニケーションにつなげていくために、特にシステムのインタフェースやデザイン面からの工夫を重点的に行っている。 さらに学会全国大会や国際会議の参加者の社会ネットワークの把握と協同的な創造的活動のため、アバターを用いたオンラインコミュニティ支援のための試作システムであるTelMeA Theatreの運用を、第19回人工知能学会全国大会およびユビキタスコンピューティング関係の国際会議であるUbiComp2005で行い、データを収集した。また、国立民族学博物館における特別展の展示ガイドシステムの設計・導入を行うとともに、博物館の収蔵資料データに対して既存の研究論文等の文章を関連付けや、新たな展示説明文等の執筆を支援するシステムについて検討を行った。
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Research Products
(6 results)