2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17200037
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Research Institution | Akita Prefectural University |
Principal Investigator |
長南 征二 秋田県立大学, システム科学技術学部, 教授 (20005424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猪岡 光 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 客員教授 (20006191)
岡 芳光 東北大学, 医学系研究科, 教授 (70175256)
田中 真美 東北大学, 工学系研究科, 助教授 (80271873)
嵯峨 宣彦 秋田県立大学, システム科学技術学部, 助教授 (80315639)
王 鋒 東北大学, 工学系研究科, 助手 (80323046)
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Keywords | 点字 / 高分子圧電フィルム / 触覚センサ / 指装着型センサ / 計測 / 識別システム / ウェアラブルシステム |
Research Abstract |
本研究は著しく点字の識字率が低い後天性視覚障害者のための点字学習支援かつ生活支援を可能とするウェアラブルな小型指装着型点字読み取りセンサシステムの開発を行うものである.センサ受感材として高分子圧電(PVDF)フィルムを用いた指装着型センサを製作し,点字上を擦ることによって得られるセンサ出力の信号を用い,点字の読み取りを行うシステムを開発する.特に本研究課題では,センサシステムの小型化を行いウェアラブルな使用が可能となるような小型センサシステムを構築するものである.具体的には指装着型点字読み取りセンサの開発および信号処理・識別法の確立,視覚障害者による適用実験を行い,その結果より試作・改良を行い,同時に小型化にも取り組みウェアラブルな指装着型点字読み取りセンサシステムを完成させる.今年度は指装着型点字読み取り用のセンサの試作を行った.得られた結果を要約すると以下のとおりである. 1.受感材として高分子圧電フィルムを用いた指装着型センサの試作・改良を行った.指先にセンサを装着し点字上を走査することを考え,点字に対しての真直ぐな走行を可能とするよう,また走査時の点字への押し付け力の揺らぎを小さくするように,センサの走査前面にガイド部をまた接触部を妨げない部分に点字に対するストッパーを導入するセンサ部の試作を行った. 2.1により試作したセンサ部を用い,指装着型センサの試作を行った.試作したセンサを指に装着し用い,点字の上を走査させる事によりセンサ出力を測定した.結果より安定な出力が得られる事が確認された.
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Research Products
(6 results)