2007 Fiscal Year Annual Research Report
朝鮮総督府文書を中心とした旧植民地関係史料の共用化に関するアーカイブズ学的研究
Project/Area Number |
17202015
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
安藤 正人 National Institute of Japanese Literature, アーカイブズ研究系, 教授 (90113422)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 聖文 国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 助教 (70353414)
青木 睦 国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 准教授 (00260000)
五島 敏芳 国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 助教 (90332139)
前川 佳遠理 国文学研究資料館, 複合領域研究系, 助教 (30413917)
林 雄介 明星大学, 日本文化学部, 准教授 (00286246)
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Keywords | 日本史 / 東洋史 / 国際貢献 / 情報システム / 政策研究 / アーカイブズ / 日韓関係 / 国際関係 |
Research Abstract |
昨年度に引き続き国内外各所に所蔵される朝鮮総督府関係史料の所在調査と収集を行った。具体的には、海外ではハワイ大学マノア校図書館の中枢院文書・梶山季之文庫および南洋庁関係文書、米国立公文書館の米軍捕獲北朝鮮政府文書、米国議会図書館の旧植民地関係資料の調査収集を行い、韓国では益山地域の水利組合関係文書、群山市内の旧日本建築物の調査を行った。 国内では、北海道立文書館・函館市立中央図書館・青森県立図書館において樺太関係を中心とした旧外地関係資料、佐賀県立図書館・唐津市立近代図書館・多久市郷土資料館において在朝日本人関係資料などを調査収集した。 また、在朝日本人関係者を中心とした旧外地居住者からの聞き取り調査も継続して行い、福岡市では元京城女子師範学校生、首都圏では元京城帝国大学生(複数回)から、舞鶴市では元舞鶴引揚援護局関係者、高知市では元満洲国通信社員ら複数の満洲引揚者からの聞き取り調査を実施した。 さらに、昨年度寄贈を受けた守屋栄夫文書および松田令輔文書の燻蒸と仮整理を移転前に行い、今年度から本格的整理を開始する予定である。また、サハリン残留韓国人帰還運動関係資料の寄贈を受け、仮整理を開始した。 この他、今年度の研究総括としてシンポジウムを開催するための準備として、韓国国史編纂委員会との打ち合わせを行った。
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Research Products
(4 results)