2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17202016
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石上 英一 東京大学, 史料編纂所, 教授 (40092134)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 譲 東京大学, 史料編纂所, 教授 (00164971)
横山 伊徳 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90143536)
山家 浩樹 東京大学, 史料編纂所, 教授 (60191467)
鶴田 啓 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10172066)
松井 洋子 東京大学, 史料編纂所, 助教授 (00181686)
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Keywords | 日本史 / 前近代史料 / 日本史グロッサリー / 応答型翻訳支援システム / 欧文日本古代史料解題辞典 / 平安遺文除外未収文書DB / 歴史情報 / 日本前近代史料の国際的利用 |
Research Abstract |
日本前近代史料の国際的利用環境構築のため、特別推進研究(COE)「前近代日本史料の構造と情報資源化の研究」(平成12〜16年度)の成果を発展させ、システム開発・史料コンテンツ整備・史料利用環境の3分野の研究を実施した。 1 国際利用推進システム開発 日本史グロッサリーDBをシステム辞書とする応答型翻訳支援システム(On-line Glossary of Japanese Historical Terms)の機能強化(史料全文形態素解析を利用した語彙多重検索、グロッサリーDBの直接全文検索と語彙検索・オンライングロッサリー登録申請機能)を行い正式公開を開始した。欧文日本古代史料解題辞典オンライン版(Dictionary of Sources of Classical Japan (DSCJ) On-line Draft Version 2004)を公開した。 2 前近代日本史料関係データベースのコンテンツ整備 日本史グロッサリーDBに博物館図録のグロッサリーを収録するための調査を行い奈良国立博物館と覚書を締結し正倉院文書の英文グロッサリーの入力を行った。平安遺文除外・未収文書DBのデータ整備(類従三代格・政事要略・本朝文粋等国史大系所収平安時代史料等)、編年史料綱文DBの史料稿本画像とのリンクの整備、近世編年史料DBの朝廷関係史料のデータ化実施、電子くずし字字典の字形データの拡充、『東京大学史料編纂所報』所収「採訪調査報告」のデジタル化(10〜17号)を実施した。 3 東アジア史料情報横断的利用 大韓民国・民族文化推進会シンポジウム「東アジア各国における古典籍整理事業の現況と課題」(2005年11月)において「日本における古典籍の整理事業の現況と展望」の報告、インド・ベナレスヒンドゥー大学仏教アジア研究所シンポジウム‘India in the Silk Road'(2006年2月)において正倉院と正倉院文書についての報告を行った。
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Research Products
(8 results)