2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17202016
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石上 英一 The University of Tokyo, 史料編纂所, 教授 (40092134)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 譲 東京大学, 史料編纂所, 教授 (00164971)
横山 伊徳 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90143536)
山家 浩樹 東京大学, 史料編纂所, 教授 (60191467)
鶴田 啓 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10172066)
松井 洋子 東京大学, 史料編纂所, 教授 (00181686)
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Keywords | 日本史 / 前近代史料 / 日本史グロッサリー / 応答型翻訳支援システム / 平安遺文除外未収文書データベース / 日本前近代史料の国際的利用 / 歴史情報 / 国史大系 |
Research Abstract |
日本前近代史料国際的利用環境構築のため,システム開発,コンテンツ整備,利用環境研究を実施した。 1システム開発(1)史料編纂所歴史情報処理システムSHIPSの所蔵史料目録データベースへの英語系検索画面付加のために英語語彙を作成した。(2)SHIPSの平安遺文データベースに平安遺文除外文書公開のための検索画面修正を行った。(3)SHIPSの応答型翻訳支援システムのオンライン・グロッサリー登録システム改良のシステム開発を行った。2コンテンツ整備(1)応答型翻訳支援システム用辞書の日本史グロッサリーDBの整備(既存5,343件整備),新規入力(6,821語彙,日本年号238件)を行った。(2)平安遺文DBから平安遺文除外文書として新訂増補国史大系本『類聚三代格』『弘仁格抄』『延暦交替式』『貞観交替式』『新抄格勅符抄』『類聚符宣抄』『別聚符宣抄』『政事要略』のデータ(4,704件)を11月に公開し,本朝文粋等の校正を進めた(出版社許諾済)。平安遺文未収文書データとして『大日本史料』第1編1〜5・補遺1〜3の文書リスト作成,同6〜16からの採集と同補遺4からの文書採集(179件)を行い,231件を公開した。(3)近世編年史料DBで「天皇皇族実録」の後桜町天皇実録・孝明天皇実録等の綱文データを作成した(宮内庁書陵部許可済)。(4)電子くずし字字典DBの字形データ28,000件の点検,代表的くずし字字形の選択を行なった。3国際的利用普及(1)オーストラリア日本学研究協会2007年大会(オーストラリア国立大学)で石上'Investigation,collection and database development of pre-modern histodcal materials in Japan'の報告を行った(7月4日)。(2)南カリフォルニア大学(米国・ロスアンジェルス市)のJoan Piggott教授と協同でKambun Workshop 2007を開催し(7月16日〜8月10日),石上が参加し平安中期史料(記録・儀式書等)の英文翻訳研究とグロッサリー作成を行った。(3)SHIPSの奈良時代古文書フルテキストDBの国際的利用促進のため,韓国・高麗大学宋浣範研究教授,フランス・高等研究院Charlotte Von Verscuer教授を招き,「正倉院文書の国際的・学際的利用」を,正倉院文書研究会・正倉院文書データベース作成委員会・21世紀COE「古代日本形成の特質解明の研究教育拠点」と共同で大阪市立大学で開催した(11月10目)。
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Research Products
(6 results)