2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17203009
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
三成 賢次 大阪大学, 法学研究科, 教授 (90181932)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松川 正毅 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (80190429)
佐藤 岩夫 東京大学, 社会科学研究所, 助教授 (80154037)
茶園 成樹 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (30217252)
松本 和彦 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (40273560)
福井 康太 大阪大学, 法学研究科, 助教授 (00302282)
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Keywords | 法曹の新しい職域 / 法曹職域マッピング / 組織内弁護士 / 予防法務 / 裁判外紛争解決 / 先端法務 |
Research Abstract |
本研究は、平成17年度には、第一の柱である海外の法曹新職域調査を重点的に実施した。まず、研究実施計画を5月の段階で具体化し、資料収集等の準備を開始した。8月2日に第一回研究会を開催し、平成17年度夏以降の活動方針を確定するとともに、研究分担者の福井が現段階での研究仮説「法曹職域マッピング」(暫定版)を明らかにした。同研究会では、あわせて海外出張計画の割り振りを行い、この割り振りに基づいて、8月以降研究分担者がドイツ、フランス、スペイン、オランダ、イギリス、中国、台湾、韓国に調査のために出張した。研究分担者は、それぞれの役割分担にしたがって各国の予防法務や裁判外紛争解決、先端法務領域について聞き取り調査などを行った。 10月3日に第二回研究会を開催し、福井が、オーストラリアの法曹の新しい職域について報告した。平成18年1月24日から2月1日まで、オランダ・グローニンゲン大学のヘルマン・ブローリング教授を招聘し、オランダの法曹の新しい職域について講演会を開催した(1月30日)、また2月1日から2月7日まで嶺南大学校法科大学・法学部の朴洪圭教授を招聘し、韓国における法曹および準法曹の現状と課題について講演会を開催した(2月2日)。3月3日には研究分担者の水島がドイツの組織内弁護士および日本の組織内弁護士の実態について比較調査報告を行った。 さらに、現在、本研究では「法曹職域マッピング」をインターネット上の検索システムとして実用化するための検討を進めており、専用サーバの購入、ホームページの立ち上げ、サイファーズダイアリーシステムとの連携といった作業を進めているところである。この作業は来年度の予算執行を待って本格的に進める予定である。
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Research Products
(7 results)