2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17203019
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
西村 可明 一橋大学, 経済研究所, 教授 (60017671)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田畑 理一 大阪市立大学, 経済学研究科, 教授 (60171873)
岩崎 一郎 一橋大学, 経済研究所, 助教授 (70323904)
雲 和広 一橋大学, 経済研究所, 助教授 (70314896)
荒井 信雄 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (10316284)
塩原 俊彦 高知大学, 人文学部, 助教授 (60325397)
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Keywords | 国際研究者交流 / ロシア / ロシア経済 / BRICs / 市場経済化 / 金融パニック / 極東 / オランダ病 |
Research Abstract |
1.本年度は、まず平成17年10月初めに一橋大学において、研究分担者全員が集まって、最初の研究打合会を開催し、今後の研究方針、研究分担、予算配分などを話し合った。各分担者の考えを提起してもらい意見交換を行ったが、当面、各分担分野をとくに長期的視点から考察することとし、ロシアの現地調査、ロシアからの研究者招聘の方針案を検討した。また労働市場担当者の必要性が明らかになった。 2.平成18年3月にロシアから3名の研究者を招聘し、7日に一橋大学において、10日に関西在住研究者の参加を得て京都キャンパスプラザにおいて、国際ワークショップを開催した。テーマは、大別して2つで、(1)ロシア経済の現状分析と、(2)ソ連時代からのロシア共和国経済成長をGDP指標で長期的に推計する方法論であった。(1)については、ロシアの投資環境と投資動向に付いて検討し、特に近年政府投資の重要度が増していること、ロシア企業経営者の活動の改善傾向などが明らかになった。また原油価格高騰の下でのロシア経済の対外依存の強化が議論された。(2)については、ソ連時代のロシア共和国国民所得の計算方法を検討し、それをGDPに転換する方法、その結果としてのソ連時代のGDP推計値と独立後のロシア共和国GDP統計との接合の方法について、理論的な検討が行われた。この点では、大まかな方向が見いだされたと思われる。 3.海外派遣は、ハンガリーにおけるロシア経済セミナーと米国におけるロシア・東欧学会に計3名を派遣して、報告を行うとともに、2名がロシア経済の現地調査を行った。 4.研究活動の補助者を採用し、その支援を受け、研究の組織活動が円滑に行われるようになった。またロシア経済データベースの入手が非常に有益であった。
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Research Products
(6 results)