2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17203019
|
Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
西村 可明 Hitotsubashi University, 経済研究所, 特任教授 (60017671)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田畑 理一 大阪市立大学, 経済学研究科, 教授 (60171873)
岩崎 一郎 一橋大学, 経済研究所, 准教授 (70323904)
雲 和広 一橋大学, 経済研究所, 准教授 (70314896)
杉浦 史和 帝京大学, 経済学部, 助教 (60377041)
荒井 信雄 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (10316284)
塩原 俊彦 高知大学, 人文学部, 准教授 (60325397)
|
Keywords | ロシア経済 / BRICS / 市場経済化 / 金融パニック / FDI / 極東 / 石油 / オランダ病 |
Research Abstract |
1.平成19年度は4月に岩崎がロシア国立大学高等経済学院主催の国際コンファランスでロシア株式会社の取締役会の構成に関する実証研究の報告を行い、次いで10月に同学院のアンドレイ・ヤコブレフ副学長およびスベトラーナ・アブダシェヴァ教授を一橋大学に招聘し、ロシアの企業統治と産業組織について報告と意見交換を行い、両教授と岩崎・杉浦は、比較経済体制学会秋季大会でもこのテーマについてパネル報告を行った。平成19年度は本プロジェクトの最終年度であるため、プロジェクトメンバーのこれまでの研究成果を報告し広く意見交換をするために、平成20年3月に「ロシアの経済発展と中長期的展望」というテーマでコンファランスを開催し、招聘したウィーン比較経済研究所ピータ・ハヴリク副所長をはじめメンバー以外の研究者を含め13名が参加して,ロシア経済の「経済発展のミクロ的基礎」,「マクロ経済の構造とダイナミズム」,「中長期的展望」の3つのサブテーマに関して発表と意見交換を行った。ロシア経済に関する多くの論点が提起されたこと自体極めて有益であっただけでなく、ロシア経済成長の長期的堅調さについてかなりの共通見解が形成されたことも有意義であった。 2。研究代表者は、政策投資銀行のロシア・東欧研究会,スラブ研究センター研究会でロシア経済の長期的展望について報告を行った。 3.現地調査は、ロシアにおける現地調査およびワークショップ・コンファランスでの報告などのために、のべ7名を派遣し資料収集・意見交換を行った。 4.研究活動の補助者の費用、インターネットを通じたロシア経済データベースの入手は平成19年度も非常に有益であり、研究の進展に大変役立った。
|
Research Products
(35 results)