2006 Fiscal Year Annual Research Report
外国人集住地域における地域社会構造と地域住民生活の変容に関する総合的研究
Project/Area Number |
17203032
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
小内 透 北海道大学, 大学院教育学研究科, 教授 (80177253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 史朗 静岡大学, 情報学部, 教授 (00145971)
都築 くるみ 愛知学泉大学, コミュニティ政策学部, 教授 (30308796)
結城 恵 群馬大学, 教育学部, 助教授 (50282405)
酒井 恵真 札幌学院大学, 人文学部, 教授 (80073493)
小内 純子 札幌学院大学, 社会情報学部, 教授 (80202000)
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Keywords | ブラジル人 / 外国人 / トランスナショナル / 生活世界 / 町内会 |
Research Abstract |
1、研究計画に示した、3つの柱--外国人の増加と地域社会への影響に関するマクロ分析、特定の外国人集住地を対象にした実証的研究、トランスナショナルな生活世界の変容に関する実証的研究--に沿って研究活動を推進した。それぞれの成果の一端を、北海道大学大学院教育学研究科教育社会学研究室の雑誌『調査と社会理論・研究報告書』の第23号、第24号として刊行した。 2.外国人の増加と地域社会への影響に関するマクロ分析は、すでに入手済みの国勢調査および在留外国人統計の整理とデータ入力を昨年度に引き続き行った。同時に、いくつかの外国人集住地における外国人関係の統計データも引き続き収集し、入力した。 3.特定の外国人集住地を対象にした実証的研究に関しては、愛知県豊橋市のホスト住民(日本人)を対象とした「地域住民の外国人との交流・意識とその変化」に関する配布調査および面接調査、豊橋市の町内会長を対象にした「町内会活動と外国人とのかかわり」に関する配布調査および面接調査、保育所を通じた日本人・外国人保護者・保育士に対する「外国人との混成保育の実情と意識」に関する配布調査、公立学校を通じた日本人・外国人保護者・児童生徒に対する「外国人教育の実情と意識」に関する配布調査、ブラジル人託児所を通じたブラジル人保護者に対する「保育の実情と意識」に関する配布調査、ブラジル人学校を通じたブラジル人保護者・児童生徒に対する「教育の実情と意識」に関する配布調査を行った。 4.トランスナショナルな生活世界の変容に関する実証的研究については、デカセギ者を供給している代表的な日系人集住地の一つ、サンパウロ市近郊にある福博村の地域調査、デカセギ帰国者を支援しているタダイマプロジェクトを利用したデカセギ経験者の調査、親のデカセギにともなう滞日経験をもった子どもたちを含む、日系人向けの学校や幼稚園を通じた教育調査、日本からの帰国子弟が通うブラジルの公立学校への訪問調査を行った。
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Research Products
(2 results)