2007 Fiscal Year Annual Research Report
企業・卒業生による大学教育の成果の点検・評価に関する日欧比較研究
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17203041
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| Research Institution | Kyushu University |
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Principal Investigator |
吉本 圭一 Kyushu University, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (30249924)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小方 直幸 広島大学, 高等教育研究開発センター, 准教授 (20314776)
稲永 由紀 筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科(大学研究センター), 講師 (80315027)
亀野 淳 北海道大学, 高等教育機能総合開発センター, 准教授 (50333646)
村澤 昌崇 広島大学, 高等教育研究開発センター, 准教授 (00284224)
山田 裕司 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 助教 (10432824)
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| Keywords | 高等教育 / 大学教育 / 大学評価 / 労働市場 / 教育社会学 / キャリア形成 / 国際比較 / 教育から職業への移行 |
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| Research Abstract |
本研究は、卒業生調査を通して高等教育の成果を点検、評価するための欧州10ヶ国の共同研究に日本から参画し、大学教育を長期的なキャリア形成にかかる効果という観点から総合的に把握し点検、評価するための枠組みを確立するとともに、共通枠組みでの卒業生調査を実施し、その分析、検討を行おうとするものである。異なる社会、教育制度の中で国際比較調査を行い、それを複数コーホートで比較し、また過去の先行調査の追跡調査を加えることで、年齢、時代、世代問題ならびに地域条件を分析することで、高等教育研究における教育の成果研究の向上、充実に寄与することを目的としている。
卒業生調査(量的調査)では、平成18年度から欧州での海外共同研究者とともに国際標準的な大卒調査を実施しているが、今年度は、欧州との比較が可能なデータを作成、分析し、一部は日本高等教育学会年次大会(5月)および日本教育社会学会年次大会(9月)に成果発表をおこなった。これとは別に、研究メンバーが各自すすめている分析は、ワークショップ(10月、12月、3月)に検討し、現在中間報告としてとりまとめ段階にある。更に、1998-99年に実施した日欧大卒調査対象者に対する日欧共向での追跡調査の準備も進めている(2008年度実施予定)。
質的調査では、日英比較インタビュー調査については英国側の研究者との調整の結果、2008年度に実施する方向となり、準備に入っている。このプレ調査も兼ねて、今年度は日本国内のいくつかの革新的な取組をしている大学に対して、訪問調査を実施した。また、調査チーム内での検討の結果、国内の高等教育機関にインタビュー調査を実施する前に、本研究課題に関わって各大学、学部における教育の成果点検、評価の方法論について国内の状況を把撰する必要があるという認識で一致したことから、今年度後半より具体的な調査方法を検討し、今年度中に全国の大学、学部に対して悉皆で郵送調査を実施した。2008年度前半に調査結果をとりまとめることにしている。
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