2007 Fiscal Year Annual Research Report
我が国との比較を視点にした英国シティズンシップ教育の計画・実施・評価・改善の研究
Project/Area Number |
17203042
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
池野 範男 Hiroshima University, 大学院・教育学研究科, 教授 (10151309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小原 友行 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80127927)
吉田 正生 北海道教育大学, 教育学部・旭川校, 教授 (20261373)
谷口 和也 東北大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (60281945)
吉村 功太郎 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (00270265)
藤原 孝章 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (70313583)
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Keywords | シティズンシップ / シティズンシップ教育 / 英国 / 比較研究 |
Research Abstract |
2年間の研究成果を受けて、英国シティズンシップ教育における大学の教員養成、学校における実施状況、授業観察に関する調査を、我が国との比較研究を中心に、第3年次の研究として行った。 次の5点が主要なものであった。 1 日本側のシティズンシップ教育の新たな状況、英国側のシティズンシップ教育の近年状況をまとめ、シティズンシップ教育研究の問題点と課題を確認し、本年度の研究課題を明確にした。その成果を、2007年4月の第3回CitizEd Internatinal Conference(オーストラリア:シドニー大学)で発表した。 2 英国側研究協力者の支援を得て、2007年10月から11月にかけて、英国のシティズンシップ教育に関する教育計画・実施状況を把握するために、4つの班に分かれて、英国のシティズンシップ教育の実地調査を行った。ロンドン地区校調査、カンタベリー地区調査、エクセター・プリマス地区調査、ヨーク・ランカシャー地区調査を行い、実施・計画案やその状況を調べ、実行責任者へのインタビューを通じて、実施状況を明らかにした。 3 英国側研究者、2人、キャシー・ホールデン(エクセター大学准教授)とピーター・ブレット(カンブリア大学講師)を2008年1月に招き、英国シティズンシップ教育教員養成の方針、大学と学校の連携関係について研究会を広島、京都、兵庫、東京で開き、大きな成果を得た。 4 全体会議を開き、英国の調査結果を日本の調査、研究と比較し、我が国と英国におけるシティズンシップ教育の問題点と課題を究明した。 5 本年度の調査・研究結果をまとめ、調査の内容や方法を反省し、次年度の調査の内容や方法を新たに立てた。
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