2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17204012
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
佐藤 修二 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50025483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川端 弘治 広島大学, 宇宙科学センター, 助手 (60372702)
野上 大作 京都大学, 大学院・理学研究科附属飛騨天文台, 助手 (20332728)
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Keywords | 偏光専用望遠鏡 / 広波長域偏光 / IRSF / SIRIUS / 東広島望遠鏡 / 3色同時 / 非対称天体 / SAAO:南アフリカ国立天文台 |
Research Abstract |
本研究の目的は、南北半球に専用小型望遠鏡を確保して、多種多数の天体の偏光分光観測を行い、γ線バースト、原始星や活動銀河核それぞれの現象に共通する物理を探ることである。 1.南半球 偏光装置SIRPOLを製作した(2005年4〜12月)。2005年12〜2006年3月に、SIRPOLをIRSF/SIRIUSに搭載して、2005年12月末より3ヶ月間にわたり偏光観測を行った。 観測した対象は、星形成領域、暗黒星雲、晩期型星、銀河等、約50領域である。 偏光装置SIRPOLは、三鷹と名古屋の共同設計製作、解析ソフトウェアは三鷹で開発された。観測は、大学院生および研究生が主体になって、南アフリカ・サザーランドで行われた。データ量が膨大なために、まだ一部〜10%程度しか解析が進んでいないが、装置の安定性信頼性、データの科学的価値も十分あるものと確信できる。2006年度に、解析を進めて科学論文として発表する。 2.北半球 既存の赤外線シミュレータを東広島光赤外1.5m望遠鏡に改造・移設中である。 その第1期主力装置TRISPECを、東広島1.5m望遠鏡に適合させるように光学系およびソフトウェアの改良を行った。現在は、望遠鏡は京都・西村製作所において改造中、広波長域同時偏光分光装置TRISPECは名古屋・名大理Z研において改良中である。 今後2006年4月に望遠鏡を現地設置(広大宇宙科学センター担当)、6月にTRISPECを搬入、7、8月に望遠鏡とTRISPECの結合ソフトの製作(名大理担当)を行い、9月から観測に入る予定である。
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Research Products
(6 results)