2008 Fiscal Year Annual Research Report
日本列島から中国にかけての東アジア全域のマントル微細構造とダイナミクスの解明
Project/Area Number |
17204037
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
趙 大鵬 Tohoku University, 大学院・理学研究科, 教授 (70304665)
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Keywords | 地震 / 火山 / 地殻 / マントル / 沈み込み帯 / 地震波トモグラフィー / マントル不連続面 / マントルプルーム |
Research Abstract |
1. 近地と遠地地震波トモグラフィー法を用いて中国北京及びその周辺域の地殻と上部マントルの3次元微細構造と地震活動について研究した(Huang and Zhao, 2009). 2. 東北日本とその前弧域の太平洋下の3次元P波とs波速度及びPoisso丑比の微細構造を決め, 島弧マグマの起源と前弧域のプレート境界型大地震の発生機構を研究した(Zhao, et.al., 2009, Tectonop hysics). 3. 中国東北部の定常と臨時地震観測点で記録された大量の近地と遠地地震の到達時刻データを用いて、東北アジア地域の深さ650k皿までの3次元P波速度構造を決めた. その結果,プレ三ト内部の長白山活火山の起源は、太平洋停滞スラブの深部脱水とスラブ上のbig mantle wedge内における対流に関係することがわかった(Zhao, et.al., 2009, Phys. Earth Planet. Inter.)
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