Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 豊三郎 宇都宮大学, 農学部, 教授 (50089778)
谷村 好洋 国立科学博物館, 地学研究部, 室長(研究職) (80141985)
佐藤 時幸 秋田大学, 工学資源学部, 教授 (60241668)
丸山 俊明 山形大学, 理学部, 教授 (70165950)
相田 吉昭 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (90167768)
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Research Abstract |
本研究は,北西太平洋海域コア・陸上セクションを中心として,新第三紀・第四紀の浮遊性有孔虫,放散虫,石灰質ナンノ化石,珪藻の示準化石について,地理的生息範囲と生態的特徴を考慮に入れた微化石層序データを提供できる基礎を作ることを目的としている. ・平成18年度は,高知県登層コアと,北西太平洋海域のODP Leg 145,科学掘削船「ちきゅう」の完熟航海で得られた海洋底コア,石川県能登半島第三系など日本海側の微化石層序の研究を行い,2〜4微化石群の共産関係を確認した.登層については,その基礎となる地質概要について総括が公表された(岩井ほか,2006). ・国立科学博物館で会議を行い,浮遊性微化石有孔虫,放散虫,石灰質ナンノ,珪藻の微化石アトラスのプロトタイプが提出され,タクサごとにアトラス作成上の課題について洗い出しが行われ,本格的アトラス作成のための基礎を固めた. ・本科研費で購入した高精度デジタルカメラAxiocamHRcを用いて,有孔虫の実体顕微鏡写真を撮影し,アトラスのデータとした. ・本科研費で購入した画像処理装置並びに制御用パソコンAxiocamMRCを用いて,公表図版に拡大して掲載できる石灰質ナンノ化石写真を蓄積し,アトラスのデータとした. ・サーバー用パソコンを購入し,本課題開始以来撮影してきた画像の一括管理ができるようになった. ・分類群ごとに蓄積した画像データを確認し,蓄積が不十分な種を洗い出しを行うとともに,分類学的問題点の議論を進めた.
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