2007 Fiscal Year Annual Research Report
高品質の層序データ提供と若手育成のための浮遊性微化石統合データバンクの構築
Project/Area Number |
17204043
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
尾田 太良 Tohoku University, 大学院・理学研究科, 教授 (60108454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 豊三郎 宇都宮大学, 農学部, 教授 (50089778)
谷村 好洋 国立科学博物館, 地学研究部, 室長(研究職) (80141985)
佐藤 時幸 秋田大学, 工学資源学部, 教授 (60241668)
丸山 俊明 山形大学, 理学部, 教授 (70165950)
相田 吉昭 宇都宮大学, 農学部, 准教授 (90167768)
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Keywords | 地質学 / 層位・古生物学 / 浮遊性微化石 / IODP / 層位データ |
Research Abstract |
本研究は,北西太平洋海域コア・陸上セクションを中心として,新第三紀・第四紀の浮遊性有孔虫,放散虫,石灰質ナンノ化石,珪藻の示準化石について,地理的生息範囲と生態的特徴を考慮に入れた微化石層序データを提供できる基礎を作ることを目的としている.本年度は,昨年に引き続いて微化石アトラスのプロトタイプの作成と標本画像データベース構築をおこなった. ・高知県登層コア,能登半島など日本海側第三系,北西太平洋海域のODP・DSDPコアの微化石層序を引き続き研究を行なった. ・微化石アトラスの作成にあたり,データ集積が年度当初に少なかった浮游性有孔虫を重点的に検討し,アトラス作成に必要なデータを多数取得した. ・試料が手薄だった赤道太平洋の放散虫データのスライドを作成し,アトラスに必要なデータを集積した. ・本課題で得られた成果について,日本古生物学会(宇都宮大),日本地質学会(北海道大),MRC研究集会(北海道大)など様々な学会で講演を行った.
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