2005 Fiscal Year Annual Research Report
農業機械・施設・利用技術による耕地環境影響の広域分散ネットワーク型評価手法開発
Project/Area Number |
17208022
|
Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
笹尾 彰 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 教授 (70032993)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 憲司 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 助教授 (40192083)
清水 浩 茨城大学, 農学部, 助教授 (50206207)
大下 誠一 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (00115693)
岩淵 和則 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (00193764)
小松崎 将一 茨城大学, 農学部, 助教授 (10205510)
|
Keywords | ハイパースペクトルカメラ / マルチスペクトルカメラ / センシング / 農業機械 / 施設 / 利用技術 / フィールドサーバー / ネットワーク |
Research Abstract |
17年度は本研究において下記を実施した. (1)センシング技術 航空撮影および衛星撮影による、ハイパースペクトル・マルチスペクトルイメージと地上撮影イメージの校正手法を確立した。東京農工大他の参加大学において携帯型ハイパーカメラを購入し,各付属農場において、撮影準備を行った.神戸大学ではハイパーカメラ(野菜畑の窒素計測)を導入した.東京大学でハイパーカメラとデュアルカメラを試作した.食品素材洗浄溶液中の残留農薬に関するセンシングの取り組みを行った.筑波大学ではハイパーカメラ搭載可能な自律走行システムの試行した.茨城大学ではカバークロップと耕うんシステムに関する実証研究にハイパーカメラによる景観画像撮影の試行を行った.弘前大学ではサーモグラフィー果樹の成分空間分布センシングを行った. (2)ネットワーク型DB共有システム 個別課題の開発ツール群やデーターベース群をインターネット上で共有し得るシステムの試行を九州大学農学部附属農場において開始した.各種センシングデバイスおよび収集されるマルチスペクトル景観画像や気温環境データ等の経時的に保存・更新可能な耕地環境データベースを構築を東京農工大学を中心に開始した. (3)データマイニングツール群の構築: 上記、(1)センシング技術、(2)ネットワーク型DB共有システムにより、各作業の環境影響評価に必要な情報抽出に必要な解析ツールの構築と性能評価を行う。具体的な解析手法として、主成分分析,部分回帰(PLS),ニュラルネットワークを根府川温州蜜柑園および東京農工大学付属演習林において得られた航空画像に対して適用し,収量推定モデルを構築した. (3)ソーシャルパッケージ: 宇都宮大学では食育教育についての地域貢献のための教育プログラムを開始した.九州大学では,農業機械および農具の伝統技術の伝承,地域教育などのプロジェクトを実施し,フィールドサーバーによる遠隔教材構築を試行した.
|
Research Products
(11 results)