2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17209004
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
藤井 信孝 Kyoto University, 薬学研究科, 教授 (60109014)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大石 真也 京都大学, 薬学研究科, 助教 (80381739)
渡部 毅 京都大学, 薬学研究科, 研究員 (00397788)
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Keywords | 7回膜貫通型受容体 / ケミカルプロテオミクス / CXCR4 / T140 / GPCR |
Research Abstract |
膜タンパク質の有機化学的構築のための反応場としての脂質二重膜中での配向に関して精査した。その結果、必ずしも二重膜は必要ではなく、可溶化もしくは濃縮効果を提供する反応場として脂質添加物が有用であることが示唆された。 CXCR4特異的拮抗剤の蛍光標識誘導体についてフローサイトメトリーおよび蛍光顕微鏡での染色実験に応用し、特異的標識が可能であることを明らかにした。また、この誘導体は、SDF-1のもう1つの受容体として報告されたCXCR7には結合親和性を示さず、CXCR4特異的であることを明らかにした。また、PET等への応用を目的とした放射標識誘導体をデザインし、βターン部位のLysにフルオロベンゾイル基を導入したT140誘導体が、親化合物と同等の受容体結合阻害活性を示すことを明らかにした。また、同一の骨格でアゴニスト、インバースアゴニスト、パーシャルアゴニストの3種類の異なる受容体に対する作用を示すことが明らかになった環状ペンタペプチド誘導体FC131をベースとした低分子誘導体の創製研究を行い、インドール中心骨格上にArg由来の2つのグアニジノ基とナフチルアラニン(Nal)由来のナフタレンもしくはインドールを有する誘導体にμMレベルの受容体阻害活性が認められた。一方、1つのグアニジノ基の代わりにTyr由来のフェノール有する化合物は、同じμMレベルのIC50値を示すものの、高濃度領域であっても完全な阻害活性を示さない部分的阻害を示した。 Heveker博士との共同研究により独自に開発した生物発光共鳴エネルギー移動の手法を活用することにより、新たな受容体活性化モデルの構築に着手した。タグを融合した種々CXCR4受容体を発現するHEK293細胞株およびCHO細胞株を構築し、タグおよび上述の蛍光標識リガンドを活用した受容体構造変化の解明のための系に関する条件検討を行った。
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Research Products
(95 results)
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[Presentation] T-20誘導体の抗HIV効果2007
Author(s)
嶋根和毅, et al.
Organizer
第21回日本エイズ学会学術集会・総会
Place of Presentation
広島
Year and Date
20071128-20071130
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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