2007 Fiscal Year Annual Research Report
日米3集団の潜在性動脈硬化症危険因子に関する国疫学共同研究
Project/Area Number |
17209023
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
上島 弘嗣 Shiga University of Medical Science, 医科部, 教授 (70144483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柏木 厚典 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20127210)
二ツ浪 健一 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (10127037)
村田 喜代史 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20127038)
堀江 稔 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90183938)
岡村 智教 国立循環器病センター, 予防検診部, 部長 (00324567)
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Keywords | 動脈硬化 / 冠動脈石灰化 / 頚動脈内膜中膜肥厚 / 疫学 |
Research Abstract |
40歳代の日本人は血圧が高く,脂質レベルは米国白人と同等であるにも関わらず,動脈硬化進展度が軽度であることが我々の日米共同研究で明らかにされていた。そこで,本研究は40〜69歳における一般住民の動脈硬化進展度を明らかにすることを目的としている。そのために,滋賀県K市在住の一般市民のうちから無作為に抽出された対象者に,潜在性動脈硬化の検査(CT検査による冠動脈石灰化,超音波検査による頚動脈内膜中膜肥厚,脈波速度および上下肢血圧比),動脈硬化の古典的危険因子および関連因子(血圧、脂質、血糖値、心電図、身長、体重、腹囲、腹腔径、腰囲),新興危険因子(アディポサイトカインや炎症マーカーなど)を調べる予定であった。 平成19年度には全ての調査を終了する予定にしており,年度末までに計画通り全ての調査を終了した。また,国内外の学会や研究会に参加し,情報収集を行った。現在,データベースの整備を進めており,これが完成次第,解析および成果の公表を進める見込みである。 また,この研究の解析を進める基本情報を集めるため,元となった日米共同研究における成果公表を進めた。頚動脈内膜中膜肥厚とリポ蛋白サブクラスの関連についての日米比較(Metabolism.2008Feb;57(2):177-82.)、リポ蛋白関連ポスホリパーゼA2と冠動脈石灰化についての日米比較(J Epidemiol.2007Nov;17(6):179-85.)についての論文が公表された。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Intima-media thickness of the carotid artery and the distribution of lipoprotein subclasses in men aged 40 to 49 years between whites in the United States and the Japanese in Japan for the ERA JUMP study2008
Author(s)
Sekikawa A, Ueshima H, Sutton-Tyrrell K, Kadowaki T, El-Saed A, Okamura T, Takamiya T, Ueno Y, Evans RW, Nakamura Y, Edmundowicz D, Kashiwagi A, Maegawa H, Kuller LH.
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Journal Title
Metabolism 57
Pages: 177-82
Peer Reviewed
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