2006 Fiscal Year Annual Research Report
「まちの保健室」のEvidence-based実践への後方支援ネットワークの形成
Project/Area Number |
17209072
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
南 裕子 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 教授 (70094753)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神崎 初美 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 助教授 (80295774)
岡本 玲子 神戸大学, 医学部保健学科, 助教授 (60269850)
大野 かおり 園田女子学園人間健康学部, 教授 (20300361)
片山 貴文 兵庫県立大学, 看護学部, 助教授 (60268068)
神原 咲子 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 講師 (90438268)
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Keywords | まちの保健室 / Evidence-based / ネットワーク / Web / 地域看護 / 在宅看護 |
Research Abstract |
立ち上げ運営支援班では、兵庫県看護協会「まちの保健室」ボランティア看護師(以後、「ボNs」)やその委員へのヒアリングを繰り返し、データを集積しながらまちの保健室の立ち上げ運営支援マニュアル作成を実施している。 相談技術開発班では、がん専門看護師によるがん患者へのフォーカスグループインタビューによるがん療養相談技術カテゴリーを作成しつつある。現在11の大カテゴリーがありそれぞれに中・小カテゴリーが存在しそれらの精錬を進めている。また、専門家による口腔ケア支援のモデルを作成中で、現在、6グループ22名のグルー・一プインタビューが終了し分析中である。 認知症班では、早期認知症高齢者の早期発見・相談支援の開発に関する研究として一般市民を対象とした質問紙調査を実施した。3624の配布に有効回答は858であった。認知症の名前を「知っている」が98%に対し、治療や病の詳細は「知らない」が50%であった。身近に認知症が疑わしい人がいる割合が24%でそのうち未受診が42%、すぐにでも相談したいが27%であり、「まちの保健室」を相談先として利用したみたいと思う割合は86%であり、相談利用ニーズが高いことがわかった。 女性の健康班では、ボNsへのインタビュー調査から、女性達の生活に合ったケア提供ができるようなマニュアル、コミュニケーション技術訓練、複雑な事例に対するコンサルテーションなどの各後方支援ニーズが明らかとなった。 教育・研修会班では、ボNsに対して研修会を4回実施した。参加ボNsへのアンケートからは研修会の有効性や兵庫県全域のボNs相互の交流が活動や学習の動機付けになる事が確認できた。また、参加住民へのアンケート結果により現在のまちの保健室活動の評価ができた。 Web班は、ボNsの後方支援を目的としたQ&A形式のWebサイトと携帯サイトを開発し公開し、活動実績とEvidenceを収集している。 次年度は、更なる具体的方略を検討・実施予定である。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Practicality of Veterans Specific Activity Questionnaire in Education bf Exercise Capacity of Community-Dwelling Japanese Elderly2006
Author(s)
Kojima S., Wang D., Tokumori K., Sakano N., Yamasaki Y., Takemura Y., Kurosawa C.M., Kanbara S, Oka T, Hara K., Ikeda, 0gino K.
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Journal Title
Environmental Health and Preventive Medicine 11(6)
Pages: 313-320